ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「プリンセスと魔法のキス」の感想,あらすじ

プリンセスと魔法のキス

2009年公開のアメリカ映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作のアニメーション映画。日本では2010年公開。

(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

突如現れた元王子のカエルの呪いを解くためにキスをした結果,自分もカエルになってしまった主人公が,元に戻って夢を叶えるために奮闘する物語。

あらすじ

裕福ではないが優しい両親の元で愛されて育っていた女の子 ティアナと彼女の父親には,ある夢があった。

それは自分たちのレストランを開くこと。その夢を叶えるためにティアナはある夜,お星さまにお願いをしようとしたが,その様子を見て父親は彼女に言った。

「心を込めてするといい。でも忘れるんじゃないよ。星は夢を叶える手伝いをするだけだ。自分で一生懸命努力しなきゃならないんだよ。本気で頑張ればなんだってできる。」

 

大きく成長したティアナは亡くなった父親に言われたその言葉を信じて,レストランを開くために朝から晩まで,脇目も振らず一生懸命働いていた。

ある日,彼女がウェイトレスとして働く店に彼女の親友のシャーロットがやって来た。裕福な家の娘のシャーロットは彼女の家で今夜開かれる仮面舞踏会に,マルドニア国のナヴィーン王子を招待したことをティアナに嬉しそうに聞かせた。

昔からお姫様に憧れていたシャーロットは王子の胃袋をつかんで結婚するために,ティアナに大金を払って舞踏会でおいしい料理を作ってくれるように頼んだ。ティアナはそのお金でようやくレストランを買えると考えて,喜んでその提案を受け入れた。そしてすぐにレストランにする建物を買う契約をしに向かった。

 

その頃,ナヴィーン王子はどうしていたかというと,本場のジャズを聞きながら道端の人々と踊っていた。実は彼は,シャーロットが思っているような立派でお金持ちの王族ではなく,遊び過ぎたため両親に勘当され、一文無しになっていた無責任な王子だったのだ。彼がお金を稼ぐ方法は,金持ちの女と結婚するか,仕事を探すかの二つしか残っていなかった。なので彼はお金持ちのシャーロットに会いに来たのだが,遊び好きの彼は,自由を失う結婚にも働くことにも乗り気ではなかった。

そんな彼の元に,魔術師ファシリエと名乗る怪しげな男が声を掛けた。ファシリエはタロットでナヴィーンと召使いの素性を当てて見せ,自分の魔法があれば金でもなんでも望みを叶えられると,彼らに甘い言葉を語った。それを信じたナヴィーンたちが,ファシリエと握手をすると,彼は王子たちに変身魔法をかけ始めたのだった。

 

そしてシャーロットの家で舞踏会が始まった。ナヴィーン王子が遅れていることをシャーロットは心配していたが,しばらくすると彼はやって来た。王子は着いた途端に彼女と踊りはじめ,ティアナは料理を作りながらその様子を見て微笑んでいた。

そんな彼女に,昼間レストランを買う契約をした不動産屋が話しかけ,『店に他に買い手が現れた。全額現金で払える相手で,それ以上の条件を出せないなら諦めろ。』と言ってきたのだ。頭金しか用意していないが諦めきれないティアナは,不動産屋を引き止めようとしたが失敗し,着ている服を汚してしまった。

 

その様子を見たシャーロットはすぐに彼女の元に駆けつけ,ティアナに自分のドレスを貸してあげた。ドレスを着たティアナはシャーロットが驚くほどきれいだったが,当の本人は,ひどく落ち込んでいた。

王子に会いに行くシャーロットを見送ったティアナは,バルコニーで自分の夢を星に願った。すると手すりに一匹のカエルがいることに気付き,さらにそのカエルが言葉を話し始めて彼女はとても驚いた。

 

カエルは勝手に自己紹介をし始め,自分はマルドニア国の王子だと語った。彼はシャーロットの部屋で昔読んでもらったカエルの王子の絵本を見つけ,その絵本の通りにティアナにキスをしてもらえば元に戻ると考えて,彼は彼女にキスをしてくれるよう頼んだ。

自惚れやな王子は当然彼女にキスをしてもらえると思っていたが,彼女はカエルにはキスしたくないと言って断った。困った王子は,自分はハンサムだけじゃなくとても裕福な王家の人間だから褒美は必ずとらす,という嘘をついた。それでレストランが手に入ると考えたティアナは,一回だけ我慢してキスをすることにしたのだった。

 

躊躇しながらティアナはカエルにキスをしたが,その姿は変わらなかった。そしてそれだけではなく,なんと彼女の姿までカエルに変わっていたのだった。

 

カエル姿の彼らはその後,パーティ参加者に見つかって大騒ぎになったのだが,何とか脱出できた。

 

こうなったのはお互いのせいだと喧嘩しながら,二人は沼地に行きついた。そこで出会った音楽好きのワニにその土地の魔術クィーン,ママ・オーディと呼ばれる人物の話を聞き,彼らは人間に戻るため彼女のいる場所への冒険の旅に出ることになった。

 

しかし,カエル二匹にとってその道のりは簡単なものではなかった。彼らはその後,大自然の危険や王子を探すファシリエの手から逃れながら冒険をしていくうちに,今まで気付かなかった,自分たちに必要なものについて気付いていく。

 

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感想(ネタバレあり)

ストーリーについて

昔からあるディズニーのプリンセスものをうまく今っぽい感じにまとめてあって面白かったです。魔法とか王子との結婚みたいな現実味のない夢ではなく,父親と自分の昔からの夢を叶えるためにバリバリ働く主人公や,働きたくない王子など今までのディズニーアニメではあまり見なかったようなキャラクターが斬新でした。

何より,序盤からメインの二人がこんなにお金の話ばかりしてるディズニーアニメを私は見たことが無いです。ティアナが成長してカエルになるまでの間,二人はお金の話とお金のための結婚の話しかしてなかったです。最終的には二人ともお金や夢よりも大切なものがあると気付いたので,そこはディズニーらしくて良かったですけどね。

 

しかし途中では悪役のファシリエが『この世で本当に力を持つのは魔法ではない。うなるほどの金だ!』という発言をしてました。さらにティアナのお父さんも,『星に願うだけじゃ夢はかなわない。自分で努力しなきゃいけないんだ。』という事を幼いティアナに語っていました。

そうです。この映画のキャラクターは,今までのプリンセスの考えを否定するような発言をたまにします。私は昔のディズニーアニメも好きですけど,この映画のそんな姿勢も嫌いじゃないです。

なぜかというと彼らが言っていることも正しいと思ったからです。現実世界では確かにお金は力を持ってますし,努力しないと夢はかないません。魔法や奇跡を星に願っても何にも変わらないです。そんな現実世界でこれから大きくなっていく子供たちにとっては,古き良きディズニーファンタジーの魔法だけではなく,この映画で彼らが言ったような厳しい言葉も必要だと思うんです。現実は『シンデレラ』のように簡単に望みがかなうものじゃない。この映画のようにそれを夢見る子供たちに思わせるようなディズニー映画もいいなと私は思いました。

この映画を見た子供たちには,魔法や奇跡に頼らずに努力して夢や幸せをつかもうとするティアナの姿を見て,厳しい現実世界においての努力の大切さやお金の大切さ,本当に必要なものについて考えてもらえたらいいなと思いました。

でも,お金が一番とも努力が一番とも言わずに,違う展開をさせながらも最終的にはいつものようにまとめる話作りはすごいなと思いました。

『塔の上のラプンツェル』との比較

この映画と『塔の上のラプンツェル』は公開した年が近いプリンセスものなので比べられることがあるんですけど,私はどちらも一長一短あって好きです。

『ラプンツェル』は,ラプンツェルと相手役のフリンの描き方が微笑ましくてすごく良かったんです。二人のアクションシーンは長い髪をうまく利用して迫力満点でしたし,歌のシーンはとてもきれいで素敵でした。そして何よりフリンがすごくかっこよかったです。でもそれは彼らが二人旅をやっていたからこその魅力であって,それゆえの短所を私は感じたんです。それはほとんど二人だけの物語になるので,サブキャラクターの印象が薄いことです。

『プリンセスと魔法のキス』はその逆で,メインの二人のシーンはあまり印象的なものが無いけれど,魅力あるサブキャラクターが多かったと思いました。

いつか人間とセッションすることを夢見るワニでトランペット吹きのルイスに,夜空に輝く一番星に恋するホタルのレイモンド。そして悪役の魔術師ファシリエに,魔術クィーンのママ・オーディとみんな個性あるキャラクターでした。

特にファシリエの歌のシーンの演出はとてもかっこよくて感動しました。でも欲を言えば,ファシリエとママ・オーディはもっと出番があっても良かったんじゃないかなと思いました。ファシリエはカリスマ性ありそうでいいキャラクターだったのに,終わりはあっけなかったし,ママ・オーディは197歳の元気なおばあちゃんという強烈なキャラクターの割にはちょっとしか出ませんでしたから。本当に個人的な意見としては,二人にハリーポッターとヴォルデモート卿なみの対決を期待してたんです。それこそ本筋の邪魔になりますけどね。

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サブキャラクターについて

上に書いた通り,この映画には魅力的なサブキャラクターが何人か登場しました。中でも人気なのが,ホタルのレイモンドだと思います。彼の最後のシーンは私も感動しました。ルイスも優しくてよかったです。

けれど,私が一番この映画で好きになったキャラクターは,ティアナの親友のシャーロットです。彼女を最初に見た時はわがままで,王子と結婚することしか考えてない人だと思っていました。それどころかティアナとはあまりにも考え方が違いすぎているので,敵対するんじゃないかとも思いました。

もちろん最後のシーンで悪い子じゃないと誰でも気付かされるのですが,私がそう思ったのは成長したシャーロットが初登場の最初のシーンでした。

彼女は小さいころからの夢だった王子との結婚のために重要な料理を,迷わずティアナに頼んだんですよ。しかも大金を払って。お金持ちのお嬢様が大事な料理を頼むなら普通,有名コックとかに頼みますよね。でも,彼女は違ってティアナに頼んだんです。

きっとシャーロットは,どんな有名コックよりもティアナの方がおいしい料理を作ってくれて大金を払う価値があるって,当たり前のように考えてたんですよ。だから少しも迷う様子が無かったんです。私は彼女の気持ちをそんな風に想像して,めちゃくちゃいい子だなって思いました。シャーロットはきっとこの映画の誰よりもティアナのことを信頼してるんですよ。

それだけではなくて舞踏会のシーンでも,シャーロットは夢見てた王子から離れてまで,服が汚れたティアナを心配して真っ先に駆けつけているんですよ。それから先のシャーロットの出番は最後のシーンだけなんですけど,彼女は出るたびに見てる人に良い印象しか残してないんですよ。多分,彼女は制作側にとても愛されたキャラクターだったんだと思います。私も大好きです。

まとめ

これまでのディズニーのプリンセスものとは少し変わっていますが,大筋は温かい話で変わらず良い話でした。ファンタジー要素もあれど,現実にも当てはまるテーマがあり,子供はもちろん楽しめると思いますが,大人も考えさせられる内容でした。でも何よりキャラクターが魅力的な物語だったので,見ていて楽しい映画でした。

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