ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ウォーリー」の感想,あらすじ

ウォーリー

2008年公開アメリカのアニメーション映画。ディズニー。ピクサー製作のCG映画。

700年後の地球で,心を持ってしまった古いロボットが宇宙からやってきたきれいなロボットに恋をする話。

(C) WALT DISNEY PICTURES / PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

あらすじ

舞台は29世紀の地球。ゴミの増加,大気の汚染など人間が住めない環境になり,地球からいなくなってからおよそ700年が経過していた。

 

人間がいなくなり廃墟となった地球で動いているものがあった。それはお掃除ロボットのウォーリー。彼は何百年もの間ごみを小さくし続けていた結果,感情を持つというエラーを起こしていた。

 

彼はごみを片付ける仕事をしながらも,かつていた人間が残していったものの中で、興味がある物を集めて楽しんでいた。ルービックキューブや白熱電球,冷蔵庫にあった植物など,現在の人間にとってはガラクタでも,誰もいない世界で過ごす彼はそれらを宝物のように扱っていた。中でもお気に入りなのは大勢の人間がダンスをしている映画のビデオだった。それを見て彼はいつか誰かと手をつないでみたいと思っていた。

 

ある日彼がいつものようにごみを圧縮していると,宇宙船のようなものが下りてきたことに気付く。見に行ってみるとそこには,白くてすごくきれいなロボットがおり,ウォーリーはそのロボットのことを好きになった。

その白いロボットは宇宙船が飛び立った後,何かを探してあたりを動き回っていた。ウォーリーは気になって後を付けたが,物音に気付いた白いロボットは手に着いた強力な銃で撃ってきた。ウォーリーはうまく避けたが,その威力を見て少し怖がった。

しかし気になるのでそのロボットを見つめていると,話すことができた。ウォーリーは実際にその辺に落ちているごみを圧縮して見せて自分の仕事を説明したが,そのロボットは自分の仕事のことを極秘と言うだけで何も教えてくれなかった。そのロボットは自分のことを『イヴ』と名乗った。

 

すると砂嵐が来たので,ウォーリーはイヴの手を取って自分が暮らしている家に避難した。彼はイヴを歓迎して自分の宝物のコレクションを見せてあげた。ルービックキューブやライターなどを見せた後,お気に入りのダンスの映画のビデオを見せたら彼女はそれを気に入ったようで,真似して楽しそうに踊った。

次にこの前冷蔵庫に入っているのを見つけた植物を見せると,彼女の様子が急変した。彼女は急にそれを体の中に入れて動かなくなってしまったのだ。

 

心配した彼は、イヴを外に連れて行ったり、雨の日は傘をさしてあげたり、隙を見て手を繋ごうとして失敗したり、献身的な世話をしたが、動き出す気配はなかった。

 

それから何日か経ってウォーリーがいつも通りごみを圧縮していると、宇宙船がイヴのいるところに降りて、彼女を連れて行こうとしていた。イヴと離れたくないウォーリーは、宇宙船にしがみついて宇宙へと飛び立った。

 

 そしてその宇宙船は巨大な宇宙船『アクシオム』へとたどり着いた。そこはかつて地球から避難した人たちの子孫が暮らしている船だった。今そこに住む人々は宇宙船の外に出たことが無く,動く椅子の上で常に生活していた。そのため、椅子から落ちたら自分では椅子に戻れないほど身体能力が落ちていた。彼らは食べたい時に食べ,遊びたいときに遊び,眠りたいときに眠るという悠々自適な生活を送っていた。

宇宙船に着いたイヴは艦長室に連れていかれ,ウォーリーも彼女についていった。そして,そこにいた『オート』と呼ばれるロボットが艦長に『探査ロボットが目的を達成しました』と言った。艦長は何を言っているのか分からなかったが,700年前の地球のお偉いさんの映像を見るとすぐに分かった。

 

探査ロボット『イヴ』の目的とは,地球から避難した人々が地球に戻って暮らせる環境になったかを,植物を見つけることで調査することだった。

お偉いさんは植物をセットすれば自動で地球に着くと言ったので艦長は植物を取ろうとしたが,何とイヴの中の植物はなくなっていた。故障していると思われたイヴは修理室に連れていかれ,ウォーリーはまた彼女についていった。

 

その頃艦長は,今まで少しも気にかけていなかった地球のことを調べ始めていた。宇宙船から出たことのない彼は,700年前の地球の資料から,宇宙船にはない素晴らしい景色やダンスなどの娯楽,ピザなどのおいしい食べ物の文化があったことを知り,地球に行きたいと思い始めていた。

 

一方でウォーリーとイヴは、彼女が持ってきた植物が捨てられようとしているところを目撃し,無事取り返した。その過程でウォーリーの部品が少し壊れたため,イヴもウォーリーを直すための部品を見つけるために早く地球に行きたいと思っていた。

 

その後イヴが植物を艦長の元へ持っていくが,オートに奪われてしまう。オートは約700年前の人間に、地球に帰還する作戦は中止とすること、そして宇宙船の全ての権限を持つことを命令されていたのだ。

 

ウォーリーと彼を直すために地球へ行きたいイヴ,そして祖先が暮らしていた地球へ戻りたいという思いを持った艦長は,反乱を起こしたオートから植物を取り戻すために戦い始める。

感想

ストーリーについて

 ロボット2体の純愛ものです。

 

素直でまっすぐな心を持ったウォーリーが,任務第一だったイヴや宇宙船の人間たちの気持ちを変えていくのは見ていて気持ちよかったです。ウォーリーはほとんどしゃべりませんけれど,動きや声でイヴのことが本当に好きなんだなってことが分かって,自然と応援していました。

 

イヴがすごくかわいいです。映画を観る前はイヴの姿を見てもそんなにかわいいとは思わなかったんですが,観た後だとかわいく見えます。

 

最初は任務が第一でウォーリーのことは何とも思ってなかったのに,だんだん彼と行動するにつれて彼を心配する仕草をするようになった時点で好きになってました。

そして最後の地球の場面で、ウォーリーが動けなくなった自分を世話してくれたことを知った彼女の姿を見て、植物なんてどうでもいいからこの二人が幸せになってほしい、と思いました。もう最後の記憶のなくなったウォーリーにキスのようなものをして,記憶を取り戻すシーンに至っては,ロボット2体がバチッてなるだけなんですけど,嬉しすぎて見てるのが恥ずかしいっていう謎の気持ちになりました。

 

ただその前のウォーリーが心を失くすシーンは大ショックでしたけどね。やっとウォーリーの気持ちが報われて,イヴも彼のために頑張って相思相愛になったかと思ったら,イヴを無視して目の前のごみを圧縮し始めますからね。

その時のイヴがウォーリーの気を引こうとする仕草が,物語前半の立場とは真逆なのに気付いてもらえず切なくなりました。

それがあったからこそのキスの盛り上がりなんでしょうけどね。

ウォーリーの一途な気持ちが報われて本当に良かったです。

 

エンディングの絵も人間の今までの絵画の歴史みたいな感じでおしゃれでよかったです。

キャラクターについて

この映画は8割か9割,ウォーリーとイヴの微笑ましい印象が占めていますけれど,私は艦長たち人間のキャラクターも結構好きです。

基本的にウォーリーたちの可愛い姿が見どころではありますが、機械に頼りっぱなしだったせいで、走ることどころか、歩くことすらできなくなっていた人間たちが、再び歩き始める姿も感動的でした。

 

生まれてから1度も宇宙船から出たことが無いのに,地球のダンスや食べ物などの文化を知り,今までの何もしないで生きている生活をやめて地球に戻ろうとする艦長の姿は立派だなと思いました。

その時のセリフ「私は生き残りたいんじゃない,生きたいんだ。」

のセリフはハッとさせられましたね。私も特に何も考えずにボーっと生きてるかもしれないなと思いました。

まとめ

ロボット2体が繰り広げる本当に心温まるラブストーリーでした。2人がとてもかわいくて自然に応援できますし,最後はとても感動します。カップルで見るのももちろん,ひとりで見ても盛り上がれて面白いです。

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