ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ドクター・ドリトル」の感想、あらすじ

ドクター・ドリトル

1998年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。出演 エディ・マーフィ。

動物と話せるようになった医者が、彼らと触れ合って治療することで、新しい生き方を見つけ出す話。

あらすじ

子供は想像力が豊かだと言われているが、ジョン・ドリトル少年はその中でも特別な存在だった。彼は常に飼い犬と会話をしていたのだ。彼の父親も、最初は子供だから大目に見ていた。だが、その会話はどんどんエスカレートしていき、ついには人間としての生活に支障をきたすほどになっていったため、父親はジョンから犬を引き離したのだ。

 

その日から、ジョンは動物と話すのをやめた。そのうちそんなこと自体も忘れて、彼はどこにでもいるつまらない大人になったのだ。

大人になったジョンは、医者として成功した上に美人の妻や可愛い娘にも恵まれ、完璧な人生を歩んでいた。さらには、彼の病院は大病院との合併の話も進んでおり、近々ジョンのもとには大金が入る予定だった。

しかし、そんなジョンの生活は、突然大きく変わってしまう。ある夜、車で轢いてしまった犬に話しかけられてから、彼はすべての動物の声が聞こえ、彼らと話せるようになってしまったのだ。

続きを読む

映画「ファースト・マン」の感想、あらすじ

ファースト・マン

2018年公開のアメリカ映画。日本では2019年公開。出演 ライアン・ゴズリング。監督 デイミアン・チャゼル。

©2018 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

人類で初めて月面を歩いたニール・アームストロングの半生を描いた映画。宇宙飛行士になる以前からの家庭での姿や、訓練の様子などがニールの視点で実話を基に描かれる。

あらすじ

1961年。

空軍でテストパイロットをしていたニール・アームストロングは、愛する娘が亡くなったことをきっかけに、NASAの宇宙飛行士募集に応募することを決めた。それは、NASAの二度目の有人宇宙飛行計画である、ジェミニ計画に参加する飛行士の募集だった。

ジェミニ計画とは、人類を月面着陸させるアポロ計画に必要な技術が、実際に可能かどうかを確かめるための計画である。それらの計画は、アメリカとソ連が激しい宇宙開発競争をしていたその時代、先を越されていたアメリカが、ソ連の技術に追いつき追い越すために立てられたものだった。

 

NASAの宇宙飛行士に選ばれたニールは、妻のジャネットと長男を連れてヒューストンに引っ越した。そして、その後は年単位での過酷な訓練が続いたのだ。

彼にはその間で宇宙飛行士同士の親しい仲間ができたが、その後の訓練などで何人も亡くしてしまった。ニール自身は常に冷静だったため、危ない目にあっても何とか最悪な事態は免れていたのだが、彼を家で待つジャネットにとっては、その状況は気が気ではなかった。

そして1966年、ニールの功績によってジェミニ計画は完了し、アメリカの宇宙開発はアポロ計画へと移行した。

 

1969年。

税金を使って結果を出さないアポロ計画が非難を浴びる中、月に着陸する予定のアポロ11号の船長にニールが選ばれた。

そして出発の日。多くの犠牲者を出してきたプロジェクトを背負うことになったニールは、二度と会えないかもしれない家族にその思いを伝え、月へ向かったのだった。

彼の家族と世界中が見守った、人類史上最も危険なミッションの結末は…。

続きを読む

映画「メッセージ」の感想、あらすじ

メッセージ

2016年公開のアメリカ映画。日本では2017年公開。出演 エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー。原題は『Arrival』。

© 2017 SONY PICTURES ENTERTAINMENT (JAPAN) INC. ALL RIGHTS RESERVED.

突然地球に現れた宇宙人に対して、言語学者の主人公が彼らの言葉を読み取りながら、その考えを理解していく話。

あらすじ

彼らが現れた運命の日。

高さが450メートルを超える正体不明の飛行物体が、世界の12箇所に突然現れた。そしてその出現に世界中が混乱する中、著名な言語学者のルイーズ・バンクスが、その中にいる彼らとの会話の翻訳を依頼されたのだ。

その後彼女は、理論物理学者のイアン・ドネリー、アメリカ軍のウェバー大佐と共に、モンタナ州へと向かった。世界に12箇所ある、宇宙船が現れた土地の一つである。

 

そこで異星人との初対面を終えたルイーズは、彼らとの対話には音声ではなく、文字を使った視覚でのコミュニケーションが有効だと判断した。そして、共通の語彙を増やすために、イアンと共に小学生レベルの単語から彼らに伝え始めたのだ。するとそのやり取りは、すぐにルイーズたちの翻訳に大きな進歩をもたらした。ルイーズたちの言葉に対し、彼らが円形の不思議な文字をいくつか返してきたのだ。

 

ルイーズたちは彼らを『ヘプタポッド』と名付け、その後何度も対話を重ねていくことで、彼らの文字の研究を進めた。

彼女はそうして少しずつその文字を扱えるようになっていった。だが、その理解を進めていくうちに、ルイーズにはある異変が起こり始めていたのだ。それは、記憶にない少女との思い出が、何度も頭の中に浮かんでくるというものだった。

続きを読む

映画「映画 あたしンち」の感想、あらすじ

映画 あたしンち

2003年公開の日本のアニメーション映画。テレビアニメ『あたしンち』の劇場版第一作。

テレビアニメ『あたしンち』の劇場版。母と娘の体が入れ替わり、元に戻るために奮闘しながら、お互いのことを理解して仲を深めていく話。

あらすじ

東京に住む一般家庭のタチバナ家。主婦の母とサラリーマンの父、そして娘のみかんと、息子のユズヒコ、四人家族の彼らの話。

 

みかんと母は、ピアスの穴を開けてもいいかどうかで、その日もいつものように言い争いをしていた。だがその後、彼ら家族のそんな日常をひっくり返すような大事件が起きたのだ。

大雨と雷が落ちる天気の中で、買い物に行った母とみかんが歩道橋の上で足を滑らせ、お互いの頭をぶつけてしまった。そしてその結果、二人の意識が相手の体に移り、入れ替わってしまったのだ。

続きを読む

映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の感想、あらすじ

オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。出演 トム・クルーズ、エミリー・ブラント。原題は『Edge of Tomorrow』。

©2013 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

宇宙からの侵略者によって人類が滅亡しかけている世界で、死んだら前日からやり直せる能力を手に入れた主人公が、何度も死にながら世界を救おうとする話。

あらすじ

宇宙からの謎の侵略者によって、人類滅亡の危機に瀕した近未来。擬態する能力を持ち、人間の行動を読んで行動するそれらは『ギタイ』と呼ばれ、飛来してからの5年で何百万という死傷者を出しながら、地球を侵略していた。

その間、人類はギタイに対して常に劣勢であったが、彼らは5年目にしてついに、フランスのヴェルダンで初の勝利をおさめた。その戦闘の一番の功労者は、リタ・ヴラタスキ、『ヴェルダンの女神』とも呼ばれた女性であった。彼女は新型起動スーツを身につけ、戦闘初日に数百体のギタイを一人で撃破して、人類を初勝利に導いたのだ。

新型起動スーツでギタイに勝てることが分かった人類は、『ギタイ殲滅作戦』という名の装甲化歩兵部隊による史上最大の作戦を立てた。

 

米軍メディア担当のウィリアム・ケイジ少佐は、ギタイ殲滅作戦で戦う人間を統合防衛軍に志願させる仕事をしていた。だが、ひょんなことから将軍と対立してしまい、彼は新兵として戦場の前線基地に送られてしまったのだ。

兵士でもなければ戦闘経験もないウィリアムは、何度も逃げ出そうとしたがそれもできず、次の日には強引に起動スーツを着せられて、ギタイ殲滅作戦の戦場へと送り込まれた。

 

その作戦は奇襲攻撃のはずだった。しかし、なぜかギタイはそれを知っていたかのように彼らが行く場所に大量に現れて、多くの兵士を死に追いやった。

当然ながら、そんな状況で戦闘経験の無いウィリアムにできることはほとんど無かった。起動スーツのセーフティ解除にすら戸惑い、味方の部隊はおろか、『ヴェルダンの女神』リタ・ヴラタスキまで、目の前で死なせてしまったのだ。彼は追い詰められて殺される間際に対人地雷を使い、大きなギタイを巻き添えにして自爆した。ウィリアムはギタイの血液を大量に浴びながら戦死した。かと思われたが、彼は次の瞬間には、出撃前日の前線基地にいた。そこでは、前日に彼が経験したものと全く同じ出来事が繰り返されていたのだ。

ウィリアムは同じ日をやり直していることに戸惑いながら再び出撃した。彼はまたギタイに敗れて死亡したが、気が付くとまた前日の前線基地に戻っていた。何度出撃してもその繰り返しだった。

続きを読む
www.sasakimovie.com