ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ビッグ」の感想,あらすじ

ビッグ

1988年アメリカ製作の映画。 日本でも同年公開。トム・ハンクス主演。

早く大人になりたいと願った少年が,次の日,本当に体が大きくなってしまって,大人として働きながら,元に戻る方法を探す話。

あらすじ

12歳の少年ジョッシュはごく普通の少年である。ゲームをしたり、親友のビリーと野球をしたりして、毎日子供らしく過ごしていた。

 

ある日ジョッシュが両親と祭りに行った時のことである。彼は気になる年上の女の子にいいところを見せようと絶叫マシンに乗ろうとしたが、身長が足りず乗れなくて悔しい思いをしてしまった。それに彼女は車を運転できる年上の男の子と一緒に遊びに来ていたのだ。

女の子に相手にされなかったジョッシュは、誰も遊んでいなかった古いゲーム機『ゾルター』を見つける。ゾルターは人の願いを叶える機械だという説明が書いてあり、ジョッシュは何となくお金を入れ、その時の願いを言った。

”大人になりたい”

願いを言ったがやはり何も起きなかったので、ジョッシュは家に帰った。

 

次の日、いつも通りに目覚めて顔を洗おうとすると、鏡にはいつもの自分とは違うおじさんの顔が映っていた。

 

彼は母親に自分しか知らないことを話して、自分がジョッシュだと説明しようとしたが、信じてもらなかった。それどころか、彼はジョッシュの誘拐犯だと勘違いされたのだ。

親友のビリーだけは、自分が大人になったジョッシュだと信じてくれたため、次の日はビリーと一緒にゾルターを探しに行った。しかしなかなか見つからず、役所でゾルターがある祭りのリストを貰うにも、最低で6週間かかると言われた。

 

6週間何もしなければ生活できないため、彼はおもちゃ会社で働くことになった。やる仕事は簡単な作業で給料も高くはなかったが、12歳の少年にとっては、大金が貰えた。

そしてある日、ジョッシュがビリーとおもちゃ屋で遊んでいた時、自分が働いている会社の社長に会った。社長はジョッシュの枠にはまらず、子供目線のアイディアを出す才能を見抜き、彼を商品開発部へと異動させたのだ。

その後、彼は大人が考えつかないようなアイディアをたくさん出し、一気に副社長にまで昇進した。

 

ジョッシュの同僚であるスーザンは、最初は彼のお金や才能を目当てに近づいたが,彼と接するうちに、大人の汚さが無く優しい彼のことが好きになっていき、すぐに二人は恋人同士になった。

恋人もでき出世もして、大人として順風満帆な生活を送っていたジョッシュだったが、大きな仕事を任せられたため、子供としてビリーと過ごす時間を無くしてしまっていた。

 

ジョッシュに任せられた大事な会議の日、ビリーはジョッシュの仕事場に行って、ゾルターがある場所が分かったことを彼に伝えた。するとジョッシュは、この大人としての生活を失って、子供に戻るべきなのか迷い始めたのだった。

果たしてジョッシュは、願った大人の生活と今までの子供の生活、どちらを選ぶのか?

感想(ネタバレあり)

 ストーリーについて

ストーリーは結構ありがちですが、だからこそ頭に入って来やすい、分かりやすい面白さがありました。

見た目は大人で中身は子供のジョッシュが、大人社会で好き放題するへんてこな動きや仕草が、全体的にどれもとても面白かったです。しかし、純粋な子供としてのセリフだからこそ、考えさせられる面もありました。

 

印象あるシーンがたくさんある中でも、ジョッシュの恋人のスーザンがジョッシュを好きになって、今まで一緒にいた人を振るところが印象深いです。

ジョッシュは会社の誰よりも子供っぽいですけど、スーザンは「ジョッシュは大人よ!」と言うんです。きっと大人から見ると、大人の汚さや嫉妬の心がないジョッシュは、優しくて器が大きく見えるからなのでしょう。それを聞いて、いい大人になるためには子供心を忘れないことも大事だなと思いました。

 

また、ラストシーンにジョッシュがスーザンに 「君も一緒に子供に戻らないか?」と言った返しの「私はもうその時間は過ごしたわ。あの時期は一回で十分。あなたにも分かるでしょ?いや,分からないか」って台詞も良かったです。

ジョッシュが実は子供だということがしっくりきていないことと,彼女の大人の優しさがうまく表れていたように感じました。

トム・ハンクスさんについて

トム・ハンクスさんは「キャッチミーイフユーキャン」や「ターミナル」など様々な作品に出演していますが、どれも作品ごとに違う人に見えてすごいです。

 

特に今回は、本当にこの撮影の時期のトム・ハンクスさんは子供が中に入っているんじゃないかと思うくらい、子供らしい落ち着きのない動きをしていました。それをおじさんの見た目のトム・ハンクスさんがやっていて面白かったです。

社長と二人で踊りながら足でピアノを弾くシーンはやはり印象的でした。すごい有名なシーンですけど、あのシーンのトム・ハンクスさんがすごく楽しそうで好きです。ただ、あのシーンは楽しそうですけど、すごく大変だったんじゃないかとも思います。二人で合わせないといけないし、黙々とやるわけにもいきませんし。

まとめ

中身が子供のまま体が大人になるというわかりやすい設定だからこそ、子供心の大切さや親子がお互いを心配する気持ちなどが、はっきり伝わってきて考えさせられる映画でした。大人社会で好き勝手に暴れる、見た目が大人の子供の仕草がどれも面白かったです。

トム・ハンクスさんの出世作らしいので,トム・ハンクスさんが好きの人はほかの作品と比べてみると面白いと思います。

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