ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ミセス・ダウト」の感想,あらすじ

ミセス・ダウト

1993年のアメリカ映画。日本では1994年公開。ロビン・ウィリアムズ主演。

奥さんに離婚された子供が大好きなお父さんが,女装し家政婦として雇われることで子供たちと暮らす話。

あらすじ

主人公は自分の子供が大好きな優しい父親であるダニエル・ヒラード。

彼はまた、あらゆる声を出すことができる声優でもあった。

しかし声優としてのあるアニメーションの仕事で、彼は子供向けの番組のキャラクターがタバコを吸うことが気に入らなかったため、台本通りの台詞を言わなかった。アニメの監督は台本通りの台詞を言うように言ったが彼はそうしなかったため、彼に声優の仕事は来なくなった。

 

 それでも彼は落ち込まず、家に帰って長男クリスの誕生日パーティを開いた。移動動物園や近所の子供を呼び、子供にとっては楽しい会になったが、近所の大人は迷惑に思っていた。

奥さんのミランダはあまり働かないダニエルの分までたくさん働いていたが、ダニエルは家事もせずに子供たちと遊んでばかり。しかもその片付けや子供を叱ることをダニエルはせず、ミランダがしなければならないため、子供たちの人気はダニエルの方に向いてしまう。

 

そんな状況で感謝の気持ちが見えず,迷惑を掛けてばかりなダニエルを見て,ミランダはついに離婚することを決めた。

裁判の結果,仕事がないダニエルに養育権は与えられず,子供たちには週に1回しか会うことが許されなくなった。子供が自分の全てだと考えていたダニエルは,意気消沈した。

 

その後,新聞でミランダが家政婦を募集していることを知り,ダニエルは子供たちのことは自分が見ると言ったが,もちろんミランダは許可しなかった。そこで彼はある考えを思いついた。

 

それは,自分が家政婦として働くことである。まずは声優の仕事で鍛えられた演技力を使い,まるで家政婦には向いていないような人を演じて,ミランダに家政婦になりたいという電話をかけまくった。ミランダがそろそろまともな人に電話してきてほしいと思ったときに,ダニエルは優しい家政婦の経験が豊富なおばあさんを演じて電話をかけたのだ。

 

彼はメイクアップアーティストの兄に特殊メイクをしてもらい,おばあさんの「ミセスダウトファイア」に変装して,ミランダと子供たちに会った。得意の演技でミランダに信用してもらい,それから家政婦として,大好きな子供たちと一緒にいられることになったのだ。

 

しかし今まで家事はミランダに任せっぱなし,子供とも遊ぶだけで叱ったりはしなかったダニエルは,家事はうまくできず,子供に言うことを聞かすこともできなかった。

なんとかしなくてはと思った彼は家事の仕方を勉強し,子供にも厳しいことを言うようになった。その状況になって,ダニエルはようやく今までミランダがやってきたことの大変さに気付いていく。

 

ダニエルがミセスダウトファイアとして子供たちやミランダに信頼されて働けるようになった頃,ミランダがスチュアートという男性を家に呼ぶようになった。

ミランダがスチュアートと結婚してしまうと子供たちに会えなくなるかもしれないと思い,ダニエルはミランダが彼と別れるように仕向ける。しかし,彼はダニエルよりも優しくてかっこいい男性のため,別れる様子はない。

 

その後ミランダはスチュアートと子供たちと一緒に,ダウトファイアさんも食事会に行ってもらえないかと誘った。ダウトファイアさんは家族みたいな人だからどうしても行ってほしいと言われたため行くことになったが,ダニエルはある心配事を抱えていた。

 

ダウトファイアとしてミランダたちと食事会に行く日は,全く同じ時間、同じ場所で,ダニエルとして働いているテレビ局の社長との食事の予定もあったのだ。

ミランダと食事に行かなかったら,子供たちをスチュアートに奪われてしまうかもしれない。しかし,テレビ局の社長はダニエルの演技力を評価しており,今後の演技の仕事を貰えるかもしれない。どちらをキャンセルすることもできない彼は,ダニエルとダウトファイア,姿を変えながらどちらとも食事をするように奮闘するが…。

感想

ストーリーについて

 子供が大好きな父親が、離婚しても子供たちと一緒に居たいから、女装して家政婦として働くというストーリーです。

 

ダニエルの子供に対する優しさがすごくいいと思います。子供に会いたいがために、やりたくもない女装をして、家事もする。それだけではなく、可愛い子供たちのためなら言うことを聞かなかったら、罰を与えたりもします。

全ての行動が子供のためにやっていて、頑張っている姿をみると、応援したくなります。それでも失敗したり自分の正体を隠そうと焦っている姿は面白くて、笑ってしまいます。

 

ダウトファイアとして働くことで家の仕事の大変さに気づき、ミランダを褒めてあげたところは、ちょっと悲しくなりました。

もう少しだけ早く気づいて、ダニエルとして褒めてあげられたら、ミランダはもっと楽に生活できたかもしれなかったのに、と思います。

ロビン・ウィリアムズについて

この映画でロビン・ウィリアムズは声優の役を演じているので、違う役柄を演じる場面がいくつかあります。ダウトファイア夫人はもちろん、子供向けのキャラクターの声や、電話での偽装の声など何人もの声を使い分けます。やっぱり名優と言われるだけあって、その演じ分けがすごいです。

 

ただこの映画はそれだけではなく、日本語吹き替え版もすごいです。ダニエルの声優を山寺宏一さんが演じていて、ロビン・ウィリアムズに負けないぐらいのいろんな声の使い分けをされています。

まとめ

お父さんが子供たちのために頑張るいい話です。また、女装をしていることを隠そうとする姿やコメディタッチで笑えます。

字幕版でも、日本語吹き替え版でも、役者の演技を楽しめる作品なので、何度観ても面白いと思います。

 

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