ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「アリータ: バトル・エンジェル」の感想、あらすじ

アリータ: バトル・エンジェル

2019年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。出演 ローサ・サラザール。製作・脚本 ジェームズ・キャメロン。原作 木城ゆきと『銃夢』。

(C) 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

数百年後の未来の世界で、過去に失われた技術によって作られた女の子の姿のサイボーグが、人間として成長しながら悪いやつらと戦う話。

あらすじ

300年前にあった大戦により、天空に浮かぶ都市『ザレム』と、その下の『アイアンシティ』に分けられた世界。アイアンシティの人々は、ザレムから捨てられたごみなどで生活しており、彼らはザレムからの支配を受けて生きていた。

 

そんなある日のこと。アイアンシティのサイバー医師イドは、ザレムから落とされたくず鉄の山から、少女の姿をしたサイボーグの頭部を見つけた。その少女は体をほとんど失っていたが、脳は奇跡的に無傷でまだ生きていたのだ。

イドは彼女を連れて帰り、機械の体を与えた。それは、イドがかつて亡くした娘のために作ったパーツであった。そして彼はその少女に、娘の名前だった『アリータ』という名を授けたのだ。

 

残念なことに、アリータはイドに拾われる前の記憶はすべて忘れてしまっていた。だが目覚めてからの彼女は、普通の少女のように初めて見るものすべてに興味を持ち、笑顔で暮らしていた。イドも本当の父親のように温かく彼女を見守っていたのだ。

そのうちに、記憶が無かったアリータにはオレンジやチョコレートなどの好きなものが増えていき、人間の男の子の知り合いもできた。彼の名前はヒューゴ。ザレムに行くことを夢見ており、モーターボールというスポーツをやっている優しい男性だった。

 

アリータはアイアンシティでしばらくの間楽しく過ごしていたのだが、ある日イドを守るために戦ったことで、昔の記憶の一部を思い出した。彼女は、300年前の大戦で失われた技術を使って生み出された最終兵器だったのだ。

自分が戦士であると気づいたアリータは大切なものを守るため、そして本当の自分を思い出すために、町の平和を乱す者を相手に、ヒューゴと共に戦い始めた。

 

そうしているうちにアリータはヒューゴに恋心を抱き始め、彼も彼女を愛するようになった。

そして、プロのモーターボールのチャンピオンになれば、二人でザレムに行くことができると知った彼らは、協力してその試合に挑むことにしたのだ。だが彼らの知らぬところで、アリータの失われた技術を狙う悪の手がすぐそばまで迫っていた。

彼女は大切な人たちを守るために戦い続けるのだが…。

感想(ネタバレあり)

観る前は、目が大きいアリータのデザインに馴染めるかどうか不安でしたが、他の全ての動きが人間みたいにリアルだったので、彼女が動き出してから2秒で慣れました。そして、彼女がいろんなことに興味を持ち、好きなものがどんどん増えていって楽しそうにしている姿を見ていると、2分で可愛いと感じて好きになりました。

さらにそんな可愛い彼女が、戦闘になるとめちゃくちゃかっこよくスピーディに動くので、そのギャップがまた最高でした。

 

敵はアリータたちにひどいことを言ったり、ひどいことをしたりするような、分かりやすい悪役ばかりだったので、深いストーリーを期待する人には少し物足りないかもしれません。ですが、可愛い彼女が正義に目覚めて、明らかに悪い敵をスタイリッシュに次々と倒していく様子は、見ていてとても爽快でした。敵がハイテクな武器を使ってくる中で、アリータはシンプルな武術や剣術のみで、正面から立ち向かっていくのもかっこよかったです。

敵の中では、私はハンター・ウォーリアーのザパンが好きでした。吹き替えの声優が神谷浩史さんで、本当にいいクズっぷりでした。彼が酒場でアリータの首をつかんだ直後に、逆につかまれてやられた時には、心からざまあみろと思いました。

 

正直、途中まではアリータがかっこよくて可愛いだけの映画かと思っていましたが、彼女を囲む人間たちのキャラクターも意外と良かったです。目覚めたばかりで純粋すぎる彼女を、しっかりと導こうとしていたいい人たちでした。

 

かっこよくて可愛いアリータをとても好きになれて、ストーリーもそれを霞ませない程度に分かりやすく、面白い映画でした。私は原作を一切見たことはありませんが、楽しかったです。

続編があれば観たい映画です。もっとアリータのモーターボールのシーンを、バトルではなくモーターボールとして見たかったです。

SF描写について

アイアンシティなどが映る未来の描写は、画面の隅々まで一時停止して見たいくらい細かくて良かったです。

特にモーターボールの場面は、いろんな機械の体がたくさん出ていて、見たいところが盛りだくさんでした。しかし、その場面はアリータたちのアクションもすごく早くて激しかったので、少し忙しいシーンでもありました。

 

物語の展開的にも、モーターボールの場面は私はすごく好きでした。

初めての新しい体での戦闘で、殺し屋対バトルエンジェルとして大勢と戦って、挟み撃ちの絶体絶命になった時に、ヒューゴから電話がかかってきた一連の流れが、私はとても好きです。アリータが

『すぐ行く。』

とキリっと答えて横のモニターを突き破った時は、とてもかっこよくて盛り上がりました。

そして場外に出て町を駆け回りながらの戦いも、アイアンシティの様子を見られつつ、スピード感もあって楽しめました。

吹き替えについて

私は吹き替え版で観たのですが、全然違和感なく楽しめました。

上にも書いたように、神谷浩史さんのクズっぷりはもちろん良かったですが、森川智之さんなどの、人気も実力もある声優さんが多く出ていたので、多くの人が安心して楽しめると思います。

アリータ役の上白石萌音さんも、相変わらずのとても可愛い声で癒されましたし、決めるシーンではかっこよくてシビれました。

まとめ

観る前には大きい目のことが気になりましたが、すぐに慣れました。そしてすぐに可愛くてかっこいいアリータのことが好きになりました。アクションなどもとてもかっこよくて見入ってしまいました。原作を読んでいなくても、分かりやすくて楽しい話でした。続編があれば観たい映画です。

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