アベンジャーズ/エンドゲーム
2019年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。出演 ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス。マーベル・スタジオ製作。『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズの第22作目の作品。
(C) Marvel Studios 2019
前作で最強の敵サノスに敗北したアベンジャーズが、生き残ったメンバーを集めてサノスに逆襲しようとする話。
あらすじ
前作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で、アベンジャーズは最強の敵サノスに敗北し、全宇宙の生命の半分を消し去られてしまった。
あれから5年後。
大切な仲間や家族を失い、生き残ったアベンジャーズのメンバーは、その後散り散りになっていた。
ヒーローとして戦うことをやめて平穏な暮らしを始めた者、5年前のことを後悔して自堕落な生活を送っていた者、自暴自棄になって殺人の仕事を始めた者など、あの悲劇を経験したヒーローたちは、それぞれ違う場所で別々の日常を過ごしていたのだ。
もちろん、消滅した人々を救おうとし続けている者もいた。だが、5年経っても彼らはインフィニティ・ストーンを手にいれ、消えた人を元に戻す方法を見つけられていなかった。
しかしそんな彼らの前に意外な人物が現れたことで、状況は大きく変わった。その男のある発見によって、インフィニティ・ストーンを取り戻す方法に少しの希望が見えてきたのだ。
わずかな希望を信じた彼らは、5年前に生き残ったアベンジャーズのメンバーを再び集め、史上最大の逆襲に向けて動き始めた。だがその動きに気づいたサノスも、自身の野望を妨げるアベンジャーズたちを見て黙ってはいなかった。
地球にいた35億人と失った仲間たちを取り戻すため、宇宙最強の敵サノスに逆襲を挑んだアベンジャーズ、彼らの最後の戦いの結末は…。
感想(ネタバレあり)
シリーズの区切りになる作品なだけあって、これまでの作品を観ていた人であればあるほど楽しめるような映画でした。以前の作品を連想させる場面や言葉が頻繁に使われており、そのたびに過去とのつながりを感じて気持ちが盛り上がりました。
シリーズを観ていない人は、観た人との気持ちの差がひどいことになるかもしれないので、なるべく過去作を観てからこれを観た方がいいと思います。
本編だけでも三時間以上あったそうですが、ヒーローが活躍するそれぞれの場面では、熱いシーンや感動するところや面白いところなどのいろんな要素が詰まっていたので、少しも飽きずに最後まで楽しめました。
戦闘シーンの1つ1つをとってもワクワクするものばかりで、とても面白かったです。特に終盤のバトルシーンは、次から次に熱い展開がやってきて最高でした。
キャラクターについて
長いシリーズなのでキャラクターはかなり多かったですが、ほとんどみんなに見せ場があったのが良かったです。
私は終盤のキャプテン・アメリカの戦闘シーンがとてもかっこよくて好きでした。ソーを助けて、武器を持って一人でサノスに立ち向かうところは、その意外な展開にとても驚かされました。「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の時から気になっていたことを、最後に回収してくれて少しスッキリもしました。
しかしキャプテン・アメリカだけではなく、トニー・スタークの言葉も感動させられて印象に残りましたし、穏やかなハルクやアントマンも面白かったです。ホークアイもアイアンマンやソーみたいな派手さはないですが、素早い動きがかっこよかったです。
さらには、サノスがじわじわとアベンジャーズに迫って来ている描写もとても恐ろしくてドキドキしました。
本当に敵も味方もキャラクターみんなが印象的で、最後にそれらが全員集合した時は、まさに頂上決戦で最終決戦という感じの雰囲気が常にあってワクワクしました。
序盤に、前作から生き残ってバラバラになったメンバーを1つに集めるところが、最初のアベンジャーズのシーンみたいで期待が高まりました。
まとめ
シリーズの区切りの作品らしく、それまで観てきた人であればあるほど、感激できる映画になっていました。過去を思い出させる描写が出るたびに、気持ちが盛り上がりました。シリーズファンを盛り上げるのが本当に上手いストーリーでした。
本編の時間はとても長いですが、全編においてかっこよかったり面白かったり感動したりする、いろんな要素が詰まっていて全然飽きなかったです。
全てのキャラクターに輝くシーンがあって、頂上決戦な感じがとても熱かったです。
私はキャプテン・アメリカが好きなので、彼のソーとの共闘シーンが最高にかっこよく思いました。キャプテンについてはちょっと寂しい展開にはなりましたが、それが一番だなとも感じました。
この作品を観た人へのおすすめ