ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「バンブルビー」の感想、あらすじ

バンブルビー

2018年公開のアメリカ映画。日本では2019年公開。出演 ヘイリー・スタインフェルド。監督 トラヴィス・ナイト。製作 マイケル・ベイ。『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ作品。

© 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. © 2018 Hasbro. All Rights Reserved.

『トランスフォーマー』シリーズ一作目の過去を描いた物語。1980年代に生きる一人の少女のもとに、声と記憶を失ったトランスフォーマーのバンブルビーがやって来て、彼女との友情を育みながら敵のロボットと戦う話。

あらすじ

舞台は1987年サンフランシスコ郊外の町。

父親を亡くした哀しみを忘れられない少女チャーリーは、毎日つまらなそうな顔をして、父親が残した車を修理しながら過ごしていた。

そしてチャーリーの18才の誕生日の日に、彼女は町の廃品置き場でボロボロの黄色い車を見つける。初めはほとんど動かなかったが、チャーリーは何とかそれを修理することで、自分の物にすることができた。

しかし、それに乗って彼女が自宅に帰った時、その車は突然二足歩行の黄色いロボット生命体に姿を変えた。実はその車は、サイバトロン星からやって来たトランスフォーマーの『B-127』だったのだ。

 

チャーリーは彼の姿を見てとても驚いていたが、彼は特に彼女に危害を加えるようなことはしなかった。

彼女は記憶と声を失っている様子の彼に、黄色い蜂の意味の『バンブルビー』という名前をつけ、みんなには普通の車として振る舞いながら、一緒に暮らすことにしたのだった。

 

バンブルビーはチャーリーに、人間から隠れる方法を教わったり、壊れていたラジオを直してもらったりするうちに、彼女に懐いていった。そして次第に、ラジオで流れる歌の歌詞を利用してチャーリーたちと話せるようにもなっていった。

二人は人間とロボット生命体という違う立場であっても、傷を抱えて生きているという点では同じだった。彼らは一緒にさまざまな経験をしていくことで、その友情を深めていったのだ。

 

しかし、地球で仲良く暮らしていた二人のもとに、ある時バンブルビーの記憶を狙うディセプティコンのトランスフォーマーがやって来る。

チャーリーとバンブルビーは、お互いと地球の未来を守るために、襲いかかってくる敵と戦い始めるのだが…。

感想(ネタバレあり)

最初は不機嫌な顔をしていたチャーリーが、少しドジだけど優しいバンブルビーをしつけながら接しているうちに、彼と仲良くなって笑顔で過ごすようになる様子がとても微笑ましかったです。ロボットの戦闘がメインの映画かと思っていましたが、ロボット生命体と人間の彼らが、若者の生活を通して育む友情の過程も楽しめる映画でした。

私は『トランスフォーマー』シリーズはそれほど熱心に観たことがありませんでしたが、それまでのシリーズの前日譚なので、あまり覚えてなくても楽しめました。

バンブルビーについて

バンブルビーが優しいのはもちろん良かったですが、好奇心から触ってしまったものを次々と壊してしまったり、スムーズに隠れられなかったりする不器用な点があるところも、可愛くて良かったです。

そしてそんな不器用な点があったからこそ、終盤では大好きなチャーリーのために体を張って戦うところが、とても健気に見えて感動させられました。

何も喋れなくて名前も覚えていないところから始まって、チャーリーにラジオを直してもらい言葉を話すようになるところや、いろんな失敗をしながら彼女を守り切り、独り立ちするところまでを順番に見ていったので、まるで子供の成長を見ているかのように、温かい目で見ることができました。

演出について

完全に私がトランスフォーマーについて詳しくないのが原因ですが、前に『トランスフォーマー』シリーズを観たときは、ロボットがいっぱい出ていたので誰と戦ってるのか、誰が敵なのかがよく分からなくなった記憶があります。

しかし、誰が敵で誰が味方のロボットか分からなくなる問題も、今作は基本的には最初から出ているバンブルビーだけ応援していれば良かったので、簡単だったように思えました。敵も地球に来てからは三体くらいしか出なくて、しかもみんな色が全然違ったので、トランスフォーマーを知らない私には、とても分かりやすくて有り難かったです。

黄色くて可愛いバンブルビーたちが、赤いのと青いのを倒せば勝ちなんだなという簡単な認識で観られました。

 

また、バンブルビーの戦闘シーンの動きについても、前に見たシリーズのロボットの戦闘よりも分かりやすかったように思えました。

銃とかビームとかを多く使ったものではなく、体を使ったかっこいいアクションをしていたのが私は好きでした。特に、サイバトロン星でも地球でも、バンブルビーはあんなに大きな体なのに、素早くピョンピョン跳ねて戦っていたのが、忍者みたいでかっこよかったです。

体を張ってチャーリーを守ったりしていたシーンもあって、人間がやりそうな動きが多かったのが、私が分かりやすいと思えた原因かもしれません。

まとめ

少しドジで可愛いバンブルビーとチャーリーが仲良くなっていく様子が微笑ましかったです。トランスフォーマーシリーズをあまり覚えていなくても、分かりやすく楽しめました。

私はストーリーについてあまり驚くところはありませんでしたが、アクションがとてもかっこよくて面白かったです。バンブルビーが成長する様子は、親のように温かい目で見られました。

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