デスノート NEW GENERATION
2016年公開の日本映画「デスノート Light up the New world」の前日譚を描いたスピンオフドラマ。hulu にて配信。
「三島篇・新生」,「竜崎篇・遺志」,「紫苑篇・狂信」の3つのエピソードに分かれており,「デスノート Light up the New world」に続く話になっている。
劇場版の感想,あらすじ
(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
劇場版に登場する3人の男がデスノートを求め始めるまでの話。
あらすじ(最後までのネタバレあり)
「三島篇・新生」
主人公は三島 創。
しかし,それは本当の名前ではない。彼はキラ事件の主犯であった夜神 月の父親,夜神 総一郎にリクルートされ警察のキラ対策室に入ることになった。
偽名を使っているのもデスノート対策だったが,彼はキラ対策室に配属されるまでデスノートのことは知らなかった。
10年前のキラ事件。
夜神 月は法が裁けない凶悪犯を次々と処刑し,犯罪のない新世界を作ろうとした。
彼が使用したのが「デスノート」名前を書くだけで人を殺せる死神のアイテム。
彼は粛清を始めた。警察局長である夜神 総一郎を父に持つ彼には,未解決事件の容疑者リストの入手は簡単なことであった。
三島は夜神 月に興味を持った。
そして1年前,それは再び始まった。
スクラップ工場で働く五頭慎弥が心不全で倒れた事件が起こった。
キラが生きてたら殺害するであろう凶悪犯を全て把握している三島
夜神月は死んだ。可能性があるとしたら、模倣犯。また、
その工場で働く人は、皆前日に弁当のトッピングを注文しており、一人一人が少し違うものを食べていた。
スクラップ工場に来た三島は、
彼は見つけた花を鑑識に渡して、五頭の遺体の再解剖を要請した。
三島はその後、捜査一課を呼び出して、五頭の事件の説明をした。
現場付近で採取したフクロベニという花は、毒性を持っている。
三島が犯人だと疑ったのは弁当業者の夏河六郎。彼はいじめ殺人を起こした学校の同級生だった。
彼を疑った理由は二つあった。
弁当業者の立場上,五頭の弁当に毒物を混入させることも可能だという理由と,夏河が
夏河を確保したキラ対策室は、取り調べを始めた。
彼は五頭にキラを模倣して裁きを与えたと言った。
三島はその推理力から捜査一課に来ないかと誘われたが、
その直後、キラ対策室は夏河の様子がおかしいという報告を受けた。
夏河は急に「私はキラ。デスノートは復活した。」
「お前たちはキラには勝てない。」
と言って、舌を噛んで心臓麻痺で死んでしまった。
あの日から全てが変わった。凶悪犯罪者が次々に変死し始めたのだ。
世界は再び恐怖し、キラ信者は神の復活に熱狂した。
そしてあれから数ヶ月後、この国がようやく動き出した。
キラ対策室はデスノート対策本部として生まれ変わることになった
そして今回の連続変死事件を便宜上、新生キラ事件と呼ぶことになった。
これからは,デスノートについては誰よりも詳しい三島がこれからの捜査を指揮
彼は、9年前の事件の関係者の調査、
しかし,これはただの始まりに過ぎなかった。三島がそれを思い知るのは、
竜崎篇・遺志
2016年香港。
ICPOの捜査員が「L」と書かれたモニターを見ながら、
インターポールの捜査官が苦戦していた事件の謎をその通信相手は話を
その通信相手は竜崎。Lの正当後継者と言われる男だ。
彼はニアと呼ばれる仲間と電話で話していた。
日本のデスノート対策本部が ICPOを通して新生キラ事件の捜査
しかし,彼は興味がない様子。すでにデスノートと死神の存在はLによって明らか
その後,キラ事件について調べている仲間の女性 J から電話がかかっ
彼女は、
「しるももらってきたわよ。」
という謎の言葉を言って、画面から姿を消した。
竜崎は、その謎の言葉をキラへのメッセージだと推理した。
何者かが妨害して、
最初に推理した竜崎が、
日本についた竜崎。彼は J から、
竜崎はひょっとこのお面を付けて動画に映っていた部屋に向かった。
その部屋は鍵がかかっていたため、彼はそれを開けて中に入った。
彼は動画の配信を止めて、パソコンの画面を見た。
デスノートなら死の直前の行動を操れるため,竜崎はこう推理した。
デスノート所有者はおそらくこう書いた。
金友果林は、
「しるももらってきたわよ。」
と言って、部屋の全てに鍵をかけ、
所有者は完璧な密室殺人を演出し,
竜崎は、金友果林に前科がないことから、
金友は、わざわざメタルドールズのイベントに行き、
リスクが高すぎるため普通はそんな動機では人は殺さないが,もし仮にデスノートがあれば、
竜崎はとんでもない馬鹿が所有者で,イベントは女性限定だったことから犯人は女だと考えた。
彼は金友と口論していたメタルドールズファンにメッセージを送った。
「所有者だな」
相手はそれを見抜いた竜崎を頭いいと褒めた。
「新生キラとは別人だな」
と送ると
別人だというコメントが帰ってきた。
逆探知に気づかれ、やり取りは終了した。
竜崎がパソコンに背を向けているうちに、
彼は、ひょっとこのお面を付けてパソコンのカメラに振り向き、
パソコンを遠隔操作した人物は、その様子を見て、
「きも。」
と言った。
Jの捜査を邪魔していた人物がハッキングしてきて,その人物も所有者を探しているようだった。
竜崎は、日本のデスノート対策本部に捜査協力することを決める。
現在,少なくとも2冊以上のデスノートが存在しており,
彼が考える問題は、新生キラのような思想のある知能犯よりも、
竜崎は、力のある者に渡る前に
複数のデスノート,複数の所有者。そこに10年前とは違う死神の意
竜崎は J に事件から手を引かせた。Lはワタリまで犠牲にしたことを後悔していたため,命をかけるのは一人で十分だと考えていたからだ。
「俺は L を越える。」
と彼は言った。
彼らが L の意思を継いだように
「L、あんたとの約束を果たす時が来た。」
と思って彼は,バイクに乗って走り去っていった。
紫苑篇・狂信
地獄を見たことはあるか?
紫苑 優輝は滑川という男に家族を殺され,奇跡的に彼だけが生き残った。
だが彼にとってそこからが悪夢だった。滑川は事件当時,心神喪失状態と判断されて
いつかまた奴が殺しにくる。
彼が滑川を忘れられるのは、立体に紙を組み立てて,遊んでいる時だけだった。
体力の限界まで遊んで,疲れ果てて寝ては、夢の中で殺される。そうやって人生は終わる。彼はあの日まではそう思っていた。
ある日,滑川が死んだ。
キラの裁きによって、紫苑は恐怖から解放された。彼を救ったのは国家でも警察でも法律でもない。キラだった。
キラこそが神。キラこそが正義。あの熱狂の中に彼もいた。彼はキラによる平和な世界が来ると信じていた。
しかし、キラは消えた。キラが何者だったのか。
この世界を少しでもまともにするために。
そしてその時は来た。彼の元にデスノートが落ちて来たのだ。
普通の人間にとっては非現実的なアイテム。だが、彼のような狂信者にとっては、これこそがリアルだった。
彼にとって殺すべき人間は山ほどいた。
例えば、生木一寿と椚田太一の二人。12年前のちょうど今日。
生木一寿はその後も犯した罪を反省していない男だった。
椚田太一は,生木に誘われるがまま、
椚田は雨澤に名前を変え、女と暮らしていた。彼は、
ある日,椚田と一緒に暮らしている恋人に子供ができた。
「私と子供の幸せのためってことならいいんじゃないかな
と言った。
後日、椚田が働いている場所に、生木がやって来た。
それを聞いた生木は、
「忘れんなよ。俺たちは永遠に共犯者だ。」
紫苑は、デスノートに生木一寿の名前を書いた。
そして、生木が椚田と別れた直後、彼は心臓麻痺で死んだ。
その日の夜、椚田は強盗殺人の時の夢を見なかった。彼はその日の朝、恋人にプロポーズして彼女はそれを受け入れた。
その後仕事に行って、嬉しそうに掃除をしている椚田の前に、
「名前を変えても罪は消えない。
人殺しが幸せになっていいわけ?
お前はその手で7歳の少女を殺した。」
生木に言われてやっただけで、毎晩あの子の夢を見て、
「昨日の夜も見たか?」
と聞いた。
紫苑にとって椚田は二つの罪を犯した人間だった。一つは殺人,
紫苑はデスノートに椚田太一の名前を書いた。
デスノートのルール,このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
しかし、彼は死ななかった。なので紫苑は、雨澤太一の名前をノートに書いた。すると、
リュークが言っていた。
戸籍がどうなのかは知らない。
奴にとっては偽名こそが生まれ変わった本当の名前だった。
これが彼の始まりだった。それからは,
ある日,紫苑は警察の緊急無線を傍受した。
彼は、
その犯人は青井さくら。
彼はキラの使者。世界中に散らばったデスノートを全て集め、
「取りに行くぞ、リューク。
彼は,かつて夜神 月についていた死神のリュークに言った。
感想(ネタバレあり)
劇場版につながるスピンオフドラマとしては,割と面白かったです。3人が別々の角度からノートに近づいていて,ワクワクしました。劇場版よりもこっちの方が面白いかもと思いました。
私は「竜崎篇・遺志」が一番好きです。竜崎のキャラクターが好きというのもあるのですけれど,劇場版の竜崎よりも推理してて,彼の凄さが少しわかりました。
「紫苑篇・狂信」もデスノートの名前のルールに触れていたり,更正した犯罪者をどうするのかに触れていて良かったのですけれど,紫苑があんまり活躍しないのでワクワクしませんでした。
「三島篇・新生」は,デスノートがほとんど関係ないので,あんまりでした。
まとめ
スピンオフドラマとして,劇場版が気になる感じで良かったと思います。別に見なくても劇場版の話が分からなくなることは無いと思いますけど,劇場版では竜崎が突然出てきて良く分からなかったりするので,「竜崎篇・遺志」は見たほうがいいかもしれません。竜崎のキャラクターがもっと分かる話でした。
3本別々に見ても良いですけど,地味に繋がっているところがあるので,時間があれば3本とも見たほうが良いです。
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