ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」の感想、あらすじ

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

2013年公開の日本のアニメーション映画。映画ドラえもんシリーズ第33作。

(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2013

謎の怪盗に大事な思い出の鈴を盗まれたドラえもんが、それを取り戻すためにのび太たちと共に『ひみつ道具博物館(ミュージアム)』に行く話。

あらすじ

それは、のび太が「ルパン対ホームズ対オシシ仮面」という映画を観た次の日のこと。

名探偵のホームズにあこがれたのび太は、探偵になれる道具をドラえもんに出してもらおうと考えていた。だがのび太が学校から帰ってきた時、ドラえもんはひどく慌てていた。いつも首に着けている鈴が、何者かに盗まれてしまったのだ。

 

その時ちょうど探偵になりたがっていたのび太が、誰でも名探偵になれるひみつ道具『シャーロック・ホームズセット』を使って調べてみると、ドラえもんの鈴は『怪盗DX』という人物に盗まれたことが分かった。そしてその手がかりが、すべてのひみつ道具がそろっている未来の博物館『ひみつ道具博物館(ミュージアム)』にあることも見つけ出したのだ。

 

博物館の招待状を持っているドラミは、わざわざそんなところまで行かなくても買った方が早いとドラえもんに伝えたのだが、ドラえもんは盗まれたあの鈴でなければ嫌だと言って一歩も譲らなかった。

実はドラえもんは、以前に新品で買う場合の5倍の料金を払って、その鈴を修理に出したことすらあった。ドラえもんにとっては、それほど大切な思い出が詰まった鈴だったのだ。しかし、なぜそんなに大事に思っているのかをのび太が聞いても、ドラえもんは恥ずかしがって答えなかった。

 

その後彼らは鈴を探すため、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫を連れて未来のひみつ道具博物館へ向かった。そしてのび太たちは、そこで出会ったひみつ道具職人を目指す少年、クルトに博物館の中を案内してもらうことになったのだ。

その博物館は、発信機をつけなければ遭難者が出てしまうほど広かった。彼らはコピーロボットなどが展示してあるロボット館、宇宙に関するひみつ道具がある宇宙館など、さまざまなひみつ道具の展示を楽しく見て回った。だが残念なことに、ドラえもんの鈴が見つかることはなかった。そのうちに閉館時間になってしまったので、彼らは鈴の捜索をまた翌日に続けることにした。

 

しかし次の日、博物館は臨時休館となっていた。怪盗DXから博物館に、大事なひみつ道具を頂く、という内容の予告状が届いたのだ。

怪盗DXを捕まえればドラえもんの鈴を取り戻せると考えたのび太は、シャーロック・のび太として、怪盗DXを見つけるための捜査を始めるのだが…。

怪盗DXの正体、そしてドラえもんの鈴に隠されたひみつとは。

感想(ネタバレあり)

これまでの映画やテレビで出てきたひみつ道具が、いろんな形でたくさん出てきたので、見ていてとてもワクワクする楽しい映画でした。伏線を生かしたミステリー要素もあり、意外なアクションもありで楽しめましたが、ドラえもん好きな私は、ドラえもんとのび太がとても仲良しだったのが一番良かったです。

二人が出会ったばかりのころの思い出をとても大事に思っている様子は、見ていてとても微笑ましかったですし、可愛くて癒されました。

ドラえもんとのび太について

私は2005年までの、大山のぶ代さんと小原乃梨子のドラえもんとのび太よりも、今の水田わさびさんと大原めぐみさんの二人の方が、友達として距離が近い感じがして、どちらかと言えば好きです。なのでそんな私にとっては、この映画の二人の仲の良さが最高でした。

特に回想シーンが良かったです。最後に、

「のび太くんは勉強もダメ、運動もダメ、根性もなくてどうしようもないやつだけど…。でも君はいいやつだな。」

映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」のドラえもんのセリフ

とドラえもんが言ったことをのび太が思い出すところは、とても心に残りました。ドラえもんが初めてのび太のいいところに気づいた感動に加えて、その鈴と思い出をずっと大事にしていたドラえもんがとても可愛くて、二つの意味で衝撃を受けました。

 

途中まではドラえもんしかそのことを覚えていなくて、一方通行の思いみたいになっていましたが、鈴を見つけて思い出した後ののび太の反応も良かったです。

『どこにあったの?』と嬉しそうに尋ねるドラえもんに、ニヤニヤしながら『僕の靴の中!なんてね。』と答えた時は、二人とも同じ思いで良かったなと思いました。

最後に同じ思い出のことを考えて半分になった鈴を合わせていく様子は、すごく仲良しで、見ている私もニヤニヤしてしまいました。

 

今回はオープニングで、のび太がドラえも~ん!と叫ぶのではなくて、ドラえもんがのび太く~ん!と叫んでいたのも良かったです。観終わった後に思い返すと、どちらかがどちらかに頼り切っているわけではなく、支え合っている関係でいいと思いました。

ストーリーについて

のび太とドラえもんの回想シーンが一番印象には残りましたが、メインのストーリーも良かったです。

ダメダメに見えるものでも何か取り柄があるというメッセージを、終盤にフルメタルが使えなくなった時のクルトの道具の使い方で表現していたところは、王道な感じで熱い展開でした。普段はダメダメなのび太とドラえもんにも活躍の場があって、全体的に優しい話でした。

 

シャーロック・のび太が推理をする場面では、本物の推理映画のような演出で面白かったです。それまでに出てきたひみつ道具を伏線として、分かりやすく使ってありました。

膨張する太陽を背にガードロボと怪盗ドラックスが戦う場面も、ドラックスの頭は大きかったですが、とてもかっこよかったです。

 

しかし、ドラえもんとのび太の回想や、クルトとペプラー博士の師弟のやり取りなどの、一つ一つのエピソードは良かったのですが、それらのつながりが薄かったように私は思いました。

のび太はクルトの話を聞いて、ドラえもんとの思い出を思い出すきっかけになったかもしれませんが、クルトがのび太たちから影響を受けて何かをするということが、あまり無かったような気がします。のび太の優しいところを強調するなら、私はクルトにも優しい言葉をかけて、背中を押してあげてほしかったです。

そして、ドラえもんとのび太が、怪盗側のキャラクター三人のうち、クルトとしかほとんど関わっていなかったのも、少し残念でした。また、のび太の推理ショーが終わった後の展開が急な感じもしました。私はそこでのび太たちが、ペプラー博士と少し話してもいいのではないかと思いました。

のび太とドラえもんの感動の回想があったので仕方ないですが、ジャイアンとスネ夫の出番がほとんどなかったです。

まとめ

分かりやすいミステリーや派手なアクション要素もあり、さらにはいろんなひみつ道具も出てきて楽しい映画でした。

私はもともとドラえもんが好きで観ているので、ドラえもんとのび太の仲良しなシーンが見られて大満足でした。二人の回想シーンは本当に感動しました。

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