ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ドクター・ドリトル」の感想、あらすじ

ドクター・ドリトル

1998年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。出演 エディ・マーフィ。

動物と話せるようになった医者が、彼らと触れ合って治療することで、新しい生き方を見つけ出す話。

あらすじ

子供は想像力が豊かだと言われているが、ジョン・ドリトル少年はその中でも特別な存在だった。彼は常に飼い犬と会話をしていたのだ。彼の父親も、最初は子供だから大目に見ていた。だが、その会話はどんどんエスカレートしていき、ついには人間としての生活に支障をきたすほどになっていったため、父親はジョンから犬を引き離したのだ。

 

その日から、ジョンは動物と話すのをやめた。そのうちそんなこと自体も忘れて、彼はどこにでもいるつまらない大人になったのだ。

大人になったジョンは、医者として成功した上に美人の妻や可愛い娘にも恵まれ、完璧な人生を歩んでいた。さらには、彼の病院は大病院との合併の話も進んでおり、近々ジョンのもとには大金が入る予定だった。

しかし、そんなジョンの生活は、突然大きく変わってしまう。ある夜、車で轢いてしまった犬に話しかけられてから、彼はすべての動物の声が聞こえ、彼らと話せるようになってしまったのだ。

そして動物たちは、自分たちの声を聞くことができるジョンに困っていることを相談するため、みんなで彼のところに押しかけた。それからジョンの家には、アヒルにヤギに馬や猿まで、まるで動物園のように様々な動物が毎日集まるようになっていったのだ。だが困っている動物の役に立つことで、医者としての満足感を思い出したジョンは、生き生きと彼らの悩みを聞き続け、治療をし続けた。

そんな時、ジョンはサーカスで働くアルコール依存症の猿から、ある動物を救ってほしいと頼まれた。それは、サーカスのスターであった大きなトラのジェイクであった。彼は原因不明の体調不良により自殺をしようとしていたのだ。

ジョンは動物たちと共にジェイクと直接話して、彼を必ず助けることを約束したのだった。

 

しかしその後、ジョンは動物と話しながら彼らを治療している姿を、妻や医師の同僚たちに見られてしまい、現在の地位を失う窮地に立たされてしまう。彼は家族たちに精神異常を疑われてもなお、動物たちと協力してトラのジェイクを助けようとするのだが…。

動物と会話をし、彼らを救うと決めたジョン・ドリトルの結末は…。

感想(ネタバレあり)

何と言っても、言葉を話す動物と人間のやり取りが面白いです。ほとんどそれだけの映画と言っても過言ではないと思いますが、気楽に観られて、いつ観てもそれなりに面白いです。

オランウータンがスペイン語を話し始めて、ドリトル先生が『こいつメキシコ生まれだ』と言うシーンなんて、これまで何回見たか分からないですが、私は毎回笑ってしまいます。

 

エディ・マーフィさんは、いつもすごい勢いで喋って下品な言動もしたりするので、嫌いな人が多いということも聞いたことありますが、ドリトル先生のエディ・マーフィさんはそれほど下品な印象はないです。その代わりに、動物たちが生意気なことを言い続けますが、見た目が可愛いので全部面白くなって許せました。

昔から何度も観ている映画ですが、やはり間をあけてから観ると、新たに気づかされることもありました。

再視聴での感想について

昔観た時には、物語序盤のドリトル先生は動物に厳しくてひどい人だと思っていましたが、今観ると、普通に人間として立派なお父さんだという印象を受けました。

モルモット好きな人にとってはひどい扱いかもしれませんが、娘のためにあんなにネズミ捕りを置くような手間をかけられるお父さんもなかなかいないと思います。

 

そして、今回観て一番好きになったのは、保健所に連れていかれそうになっているラッキーに、道路のすれ違いざまに声をかけられるシーンです。『アー!クソ親父!』と犬に突然言われるだけでも面白いのに、ドリトル先生はその後、わざわざ保健所に行ってその犬を助けてあげますから。正直、何でだよと思いましたが、後半に出てくる生き物を大切にする優しい部分は、その場面ですでに表れていたのだとも感じました。

 

ちなみに私は、最後の手術を終えた後、ドリトル先生がラッキーと一緒に歩きながら、これからについて話すシーンがずっと前から好きです。人間のドリトル先生と犬のラッキーが道路の真ん中を歩いていて、その先にサーカスと海が見える画面がとても綺麗だと思います。そして、ドリトル先生がかっこいいことを言っているのに対して、ラッキーの答えは少し笑っちゃうような内容で、そんなやり取りが当たり前のように話しながら、仲良く並んで歩いていくというのが、とてもかっこよくて好きなのです。

ですが、私はこれと同じ意見を見たことも聞いたこともないので、おそらく一般的な考えではないのだと思います。変わっているのではなくて、特別なのです。

吹き替えについて

今回はAmazonのレンタルで観たのですが、前に私が観た時とは、吹き替えの声優さんがだいぶ変わっていました。最初は少し気になりましたが、慣れないほどではなく、こっちはこっちの良さがありました。

 

中でもエディ・マーフィさんの声は、今まで山寺宏一さんの声が出てくるのが当たり前だと思っていたので、違った時は驚きました。今回は江原正士さんが、ドリトル先生を演じていました。私はトム・ハンクスさんの吹き替えで江原さんの声を聞くことが多かったので、今回のドリトル先生が以前よりも優しく感じたのは、無意識にトム・ハンクスさんのイメージを引きずっていたことが理由かもしれません。

 

モルモットのロドニーの声も、私が以前に観た吹き替え版では中尾隆聖さんの声がとても印象的でしたが、今回観たものでは龍田直樹さんが演じていました。

『キテレツ大百科』のブタゴリラの声をやっていた声優さんですが、龍田さんの声も中尾さんとは違った感じで可愛かったです。アホっぽい感じがとても可愛かったです。

まとめ

言葉を話す動物と人間のやり取りが面白い映画です。ほとんどそれだけですが、いつ観てもとても楽に観られて、生意気な可愛い動物たちに癒されます。

それでも改めて観ると、大人としてのドリトル先生の優しさに気づかされるところもありました。

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