ダンボ
2019年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。出演 コリン・ファレル、マイケル・キートン、エヴァ・グリーン。声の出演 西島秀俊、沢城みゆき。監督 ティム・バートン。製作 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ。原作『ダンボ』。
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生まれた時から耳が大きいダンボという名前の象が、サーカスで引き離された母親と再会するために、その大きな耳で空を飛んで頑張る話。
あらすじ
『メディチ・ブラザーズ・サーカス』という経営悪化で悩んでいたサーカス団は、ある日今後のショーを盛り上げるためにジャンボという名の1匹の妊娠中の象を購入した。
団長のマックス・メディチはジャンボから生まれてきた赤ちゃん象をショーの目玉にすることを考えていたのだ。だが生まれてきた赤ちゃんは、少し変わった特徴を持っていた。その赤ちゃん象は、耳が他の象よりもとても大きかったのだ。
マックスはその赤ちゃん象の外見を気味悪がり、その子の耳を見た観客も彼を笑いものにした。そしてその後、子供を産んだジャンボはサーカスから売りに出されてしまい、赤ちゃんは母親と離れ離れになってしまったのだ。
ダンボと名付けられたその赤ちゃん象が人気者にならないと判断したマックスは、かつてのサーカスの看板スターであるホルト・ファリアにダンボの世話を任せた。
その後、ホルトの子供であるミリーとジョーが、ダンボは大きな耳を使って空を飛ぶことができることを発見する。そしてそれをショーで披露することによって、ダンボは各地で話題になり、同時にサーカスも人気を取り戻していったのだ。
そんなある日。ダンボの噂を耳にしたある人物がサーカスにやって来た。その人物の名はV.A.ヴァンデヴァー。ニューヨークにある巨大なテーマパーク『ドリームランド』を経営している男だった。
彼はドリームランドでダンボのショーをするため、サーカスごと雇い入れる提案をしたのだ。マックスは喜んでそれを受け入れ、ホルトたち家族を含めたサーカス団の全員は、ドリームランドにある大きな部屋に移り住んだ。
しかしダンボはその後、ドリームランドでのショーの最中に聞き覚えのある声を耳にする。なんとそのドリームランドには、彼の母親であるジャンボがひどい状態で閉じ込められていたのだ。
そして、母親の身を心配するダンボを見たホルトたちサーカス団の面々は、ダンボのためにドリームランドからジャンボを逃がす計画を立て始めるのだった。
引き離された母親を助けるために空を飛んだダンボと、ホルトたちの計画の結末は…。
感想(ネタバレあり)
母親と再会するために健気に頑張っていたダンボが、いろんな場面でとても可愛くて癒されました。
耳が大きなことでどれだけ笑われても、それを上手く使ってやりたい事を叶えていくダンボの姿を見ていると、どんな生き物の特徴も使い方次第で輝く場面はあるのだなというのを改めて感じて、彼に励まされたような気分になりました。大事なのは少しのきっかけや勇気を利用することだとも感じました。
ダンボの周りの人たちはほとんどみんな優しくて、そして悪役のヴァンデヴァーは最後まで悪役でとことん懲らしめられるという、とても分かりやすくて優しい話でした。
ダンボについて
私はダンボのアニメ映画は見たことがなくて、これまでダンボの単体の絵やグッズしか見てきていなかったので、特にダンボの耳が大きいとは思ったこともなかったのです。しかし、この映画でリアルに描かれていた大人の象とダンボを比べると、やっぱり耳大きいなと感じました。
ですが、とっても小さい体に大きな耳というアンバランスさもまた可愛いところに思えました。その小さい歩幅で頑張ってトコトコ歩く姿や、大きな耳を一生懸命バサバサさせて浮いているところとかを見ると、自然に応援したくなりました。改めて見ると、ヘアースタイルっぽい感じにも見えて可愛いです。
私はシャボン玉を見てノリノリになっているところが、一番可愛いと思いました。
ダンボのシーンの中で一番心に残ったのは、やはりダンボが空を飛ぶシーンでした。観ている私にとっては少し前に生まれたばかりの可愛い赤ちゃんだったので、母親に会うために一生懸命耳を動かして飛ぶ姿には、そのたびに感動させられました。
終盤になるとスッと飛んでいましたが、途中まではギリギリまで落ちてから地面に着く寸前で浮き上がる形だったので、飛べるのだろうと心の底で思っていながらもその度にヒヤヒヤもしました。だからこそ飛べた時は安心感と達成感があってとても印象深かったです。
純真無垢な子供たちと一緒にいるダンボも良かったですが、優しい大人のコレットとのコンビもまた良かったです。
キャストについて
ヴァンデヴァーを演じていたマイケル・キートンさんの分かりやすい悪役や、途中から意外な優しさを見せられて一気に印象が変わるコレットなど、ダンボだけでなく人間のキャラクターも印象に残る部分がありました。
私はホルトを演じていたコリン・ファレルさんの、馬に乗る姿がとてもかっこよく感じて衝撃的でした。特に最後のシーンの馬上で拳銃を撃つところは最高にかっこよかったです。
コレット役のエヴァ・グリーンさんは、そんなコリン・ファレルさんにつり合うくらい美人さんでしたが、途中からいきなり優しくなったなという感じもありました。
吹き替え版について
吹き替え版のホルトの声は俳優の西島秀俊さんが演じていましたが、コリン・ファレルさんの見た目に負けないくらいの優しくてかっこいい声で良かったです。
しかし私はそれ以上に、コレットを演じていた声優の沢城みゆきさんの声が好きでした。最初は怪しい感じでしたが、途中からは優しい感じの声になって、全然違和感なくエヴァ・グリーンさんの声として入ってきました。私はもともと沢城さんの声が好きなので、よっぽど外した演技でない限りは好きに思うのでしょうけれど。
まとめ
とにかくダンボの動く姿の全てが可愛い映画でした。ストーリーは単純で分かりやすくダンボが頑張る姿に励まされるような話で、彼が空を飛ぶ姿には何度か感動させられました。少し分かりやす過ぎる気もしました。
馬に乗るコリン・ファレルさんがとてもかっこよくてしびれました。
ドリームランドのアトラクションなどの景色も、不思議な感じがあって楽しめました。怪しい感じも同時にありましたが、一度何も知らないお客として行ってみたい感じでした。
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