ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」の感想、あらすじ

 コンフィデンスマンJP -ロマンス編-

2019年公開の日本映画。出演 長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、三浦春馬。監督 田中亮。脚本 古沢良太。人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。


©2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

多くの権力者から大金を騙し取ってきた百戦錬磨の信用詐欺師たちが、香港マフィアを騙すために香港に行って活動する話。ドラマで登場したキャラクターに加えて、ドラマ版では描かれなかったダー子たちの知り合いやライバルの天才詐欺師が登場し、香港で騙し合いの勝負を繰り広げる。

あらすじ

ダー子、ボクちゃん、リチャード、彼ら三人は華麗に人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)である。彼らはこれまで観光業界やスポーツ界など、様々な業界の金と欲望にまみれた権力者たちから、大金を騙し取ってきたのだ。

中でもダー子は、他の二人が認めるほどの天才的な詐欺の才能を持っていた。しかし、それでも上には上がいた。ダー子にはかつて、自身以上の実力を持つ詐欺師に出会い、身も心も奪われたという過去があったのだ。彼女たちはその謎の詐欺師を『スタア』という通り名で呼んでいた。

 

そして次の詐欺のターゲットを香港マフィアの女帝、ラン・リウに決めたダー子たち三人は、彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って香港へと向かった。

ランはその冷酷な性格から『氷姫』という異名を持ち、他人にほとんど素顔も素性も見せない女性だった。ダー子たちは苦労しながら何とか彼女に近づいたが、ランの側にはすでに一人の詐欺師が彼女を騙すために接触していたのだ。

その男の名前はジェシー。ダー子の古い知り合いで、彼女の元恋人を名乗る恋愛専門の天才詐欺師だった。

 

ジェシーは単独で行動していながらも、ランに関する情報をダー子たちよりも多く持ち、完全にダー子を上回る詐欺の技術を見せていた。ダー子たちはジェシーに負けないようにあらゆる作戦を立ててランを騙そうとするが、全て裏目に出てしまいジェシーに利用されてしまう。

 

追い詰められたダー子はランのパープルダイヤを手にするために、誰もが驚くような行動を起こすのだが…。

そして同じ頃、以前ダー子たちに大金を騙し取られた日本のヤクザ、赤星栄介も彼らを追って密かに動き出しており、事態はさらに予測不可能な展開になっていく。

 

天才詐欺師とマフィアたちによる史上最大の騙し合いが繰り広げられる中、パープルダイヤを手にして最後に笑うのは誰なのか。彼らの華麗な嘘に隠された真実とは…。

感想(ネタバレあり)

どこまでが本当でどこまでが嘘か分からなくなるほど予想外な展開が最後まで続き、ドラマ版以上に伏線張りまくり、騙されまくりの2時間でした。最後までドキドキしながらとっても楽しめました。

特に、詐欺師たちの手口が判明し、それまでの伏線を一気に回収する場面はすごく爽快でかっこよかったです。彼らの一つ一つの動きを確認しながら、最初からもう一度観たくなりました。

ダー子をはじめとしたテレビドラマ版からのおなじみのキャラクターに加えて、ドラマ版には出なかったような個性的で強烈な人物も登場していたので、彼らの掛け合いも面白かったです。

 

面白いキャラクターたちの会話や綺麗な伏線回収に、華麗な手口で騙される爽快感など、テレビドラマ版で面白かった点は裏切らずに引き継がれ、さらにパワーアップしていました。ドラマの映画化として完成されていた映画だと思いましたが、もともとのドラマが一話完結形式で、キャラクターの背景についてもはっきりと語られていないため、テレビドラマ版を見ていない人でも、見た人とほぼ同じように楽しめると思います。

ドラマ版はワンパターンなところがあって映画もその流れは大きく外れていないので、むしろドラマを見ていない人の方が、変に勘ぐらずに素直に騙されることを楽しめるかもしれません。

キャラクターについて

やはり初登場の三浦春馬さん演じるジェシーのキャラクターが印象的でした。

セクシーかつクールでキュートでエレガントな彼がとてもかっこよかったです。そしてその理想の王子様のような雰囲気を漂わせながらも、一人でダー子たちの一歩先を行く詐欺をスマートに実行していたのを知った時は、あまりの完璧さに絶望を感じました。しかし終盤には、その爽やかさを裏切るような意外な一面を見せてくれたことも、また良かったです。

 

ダー子とボクちゃん、リチャードたちの相変わらずの仲のいい様子も微笑ましくて良かったです。

いつもいろんな顔を見せて明るくはしゃいでいたダー子が、憧れの人を目の前にすると少し大人しくなるところは、ドラマ版では見られなかった姿で可愛く思いました。

そして、ボクちゃんがダー子への思いを告げる場面は、本当かどうか疑いながらも、慣れた感じのジェシーとは違うボクちゃんの真っ直ぐさにちょっとだけ感動してしまいました。

 

他にも、ドラマ版に出てきたキャラクターが細かく出てきていたり、新しいキャラクターも意外なインパクトのある人物ばかりだったので、役者さんのその演技の面でも楽しく見られました。

ダー子とランと赤星が三つ巴で拳銃を突き付けるところは、裏がありそうだとは思いましたが、かっこよかったです。

まとめ

ドラマ版以上に伏線張りまくり、騙されまくりの2時間を最後までドキドキしながら楽しめました。

伏線回収の爽快感や、華麗な詐欺の手口や個性的なキャラクターの掛け合いなど、ドラマ版での面白いところは引き継ぎながらも、さらにパワーアップしていて、ドラマの映画化としては大満足でした。基本的に一話完結のドラマだったので、ドラマを見ていない人でも十分楽しめると思いますし、むしろ見ていない人の方が素直に騙されて楽しめるかもしれません。

ドラマでおなじみのキャラクターに加えて、新キャラクターも個性的で楽しかったです。

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