ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「グレイテスト・ショーマン」の感想、あらすじ

グレイテスト・ショーマン

2017年公開のアメリカ映画。日本では2018年公開。出演 ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン。

(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

19世紀にアメリカに実在した興行師、P・T・バーナムの半生を元にした映画。想像力豊かな男が、身体的に特徴のある人を集めたショーを始めて、成り上がる様子が描かれている。

あらすじ

時は19世紀のアメリカ。

貧しい仕立て屋の息子で想像力豊かな少年、P・T・バーナムは、いろんな苦労しながら大きくなり、良家の娘で幼馴染のチャリティと結婚した。彼らは二人の娘に恵まれ、決してお金持ちではなくても、幸せな生活を送っていた。

しかし、バーナムが勤めていた貿易会社が倒産し、彼が始めた博物館の事業も客足が思うように伸びなかったため、バーナム一家はしばらく金欠状態の苦しい日々を過ごすことになったのだ。

 

だがそんな時、娘のある一言を聞いて、彼は起死回生の策を思いついた。それは小人症の男性や口ひげの濃い女性、結合双生児などの、身体的に特徴のある人(フリークス)を集めてショーをすることだった。

そのショーはすぐに人気になった。『P・T・バーナムのサーカス』と名付けられたショーは毎日満員、フリークスたちは喝采を浴び続けた。バーナムは、それまで影に隠れて生きていた人たちに、才能を生かして輝ける場所を与えたのだ。

しかし、その成功を良く思わない者もいた。批評家や上流社会の人たちは、型破りな方法で成り上がった彼らの人気を認めなかったのだ。

そこでバーナムは、サーカスに富裕層を呼び込むために、上流階級出身で劇作家のフィリップ・カーライルをスカウトした。

 

その後、フィリップのコネの力で、サーカスの一員はヴィクトリア女王に謁見することになった。そこでバーナムは、ヨーロッパで一番のオペラ歌手と言われていたジェニー・リンドと出会った。彼は自分を上流階級の人にもっと認めてもらうために、ニューヨークで彼女の公演を行うことに決めたのだ。

 

ニューヨークでのジェニーの公演は大成功に終わった。だが世間に認められ始めたバーナムは、サーカスのショーには出演しなくなり、フリークスへの態度も冷たくなってしまっていた。そして、彼が公演に力を入れている間にも、バーナムが不在のサーカスの人気は落ちていき、人々からの抗議の声は大きくなっていた。

しかし、バーナムはサーカスに戻ってくるように引き止めるフィリップの言葉もまともに聞かず、さらなる成功のために借金をして、アメリカ中を回るジェニーのコンサートを始めてしまったのだ。

 

そのコンサートは高く評価されて始まったが、思わぬところでつまずき失敗してしまう。そして借金を抱えた彼に、さらなる悲劇が襲いかかっていくのだった。

あらゆる夢と多くの喝采を求めて走り続け、すべてを失ったP・T・バーナムが、最後に必要としたものとは…。

感想(ネタバレあり)

話のテンポや音楽がとても良い上に、映像もたくさん変化があって派手なので、本当にサーカスみたいに楽しめる映画でした。改めて考えると、上手くいきすぎに思えるようなところや、飛ばしすぎな感じの場面もありましたが、それも見やすくしている点の一つだと思います。

コンプレックスを笑われて隠れて過ごしてきたフリークスの方たちが、自分が輝ける場所を見つけて自信を持っていく様子には感動しました。一つの場所でうまくいかない人でも、場所や環境が違えば、みんな輝ける可能性を秘めているのだということを感じました。

歌のシーンについて

歌のシーンが最初から最後まで、バリエーションが豊富でどれも良かったです。その中でも、やはりヒュー・ジャックマンさんの歌とキレキレの踊りがとてもかっこよかったです。

私が一番好きなのは、バーナムとフィリップがバーで『The Other Side』を歌う場面です。正反対の二人が、コップを置く音やその場にあるものでリズムをとって歌う姿がとてもかっこよかったですし、鏡みたいに左右対称の動きで踊るのもとても良かったです。途中からバーテンダーさんが二人に合わせて踊る動きも面白かったです。

オープニングも良かったですし、フィリップとアンのロープの踊りも良かったです。私は割と全部好きです。

バーナムについて

実在したP・T・バーナムさんは、悪い噂がたくさんある人物だったらしいですが、映画の中のバーナムさんは、それほど悪い人ではなかったように思えました。詐欺はしていましたけれど。

フリークスと言われていた方を見世物のようにしていたことに関しては、いろいろ言う人もいると思います。しかし、それまで自信を持てずに隠れているしかなかった彼らに、輝ける場と機会を与えたというのは、確かな実績ではないかと思います。結局はお金儲けのためにやっていたのかもしれませんが、彼らが活躍できることを見抜いて、自信を持てる居場所を作ったのは事実ですから、その目的は責められるほどのことではないと思います。

そして、目的はどうあれ、目の前の相手の良いところや、他の人よりも優れている点を見つけられるというのは、私は素晴らしいと思います。親からも疎まれていたフリークスの人たちは、彼のそういうところに救われたのだと思ったのでしょう。実在したサーカスに出演した人の中でも、有名人やお金持ちになった人はいたらしいので、その才能を見抜いたバーナムは単純にすごいですし、彼らを幸せにしたと言えると思います。

私は普段から、物事の欠点を見てしまいがちなので、そういうところは見習わなければと思いました。

 

しかし、一度フリークスを差別のように引き離して遠ざけた後、謝るような描写が無かったことは少し気になりました。火事が起きた後、みんなで家に帰る歌を歌っていたので、家族として対等に考えるようになったのだろうとは思いましたが、はっきり言ってほしかった気持ちもありました。

なので、その時のフリークスたちはあっさりと彼を許したなという感じがしました。素直に見たら、それだけ彼に恩を感じていて、彼も家族と思ってくれることを信じていたという理屈でしょうけれど、サーカスにはバーナムがいなければやっていけないという冷静な理由もあったかもしれないと思いました。他人に認めてもらいたい気持ちは彼らが共通してずっと持っていた気持ちなので、バーナムの気持ちがもう分かっていたのかもしれません。

 

個人的には、バーナムよりもザック・エフロンさんが演じていたフィリップの方が好きでした。ハンサムでお金持ちの世界でもサーカスでもやっていけて、貯金もできれば、失敗してもすぐ反省できる、便利で優しい人でした。

まとめ

とてもテンポが良くて分かりやすい映画でした。

音楽やその見せ方もいろんな種類があって良かったですし、フリークスが自信を持っていく様子には感動できました。本当にサーカスのように楽しく見ることができて、良い映画でした。

実在したバーナムに比べてどうだとか、彼の目的とか、足りないようなところや、気になるところもあったかもしれませんが、良いところがそれ以上に目立っていて、直感的に楽しめる娯楽映画になっていたと思います。批評家以上に観客を楽しませていたという点は、本編の題材とマッチしていてすごいです。

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