ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

Netflix映画「スイッチング・プリンセス」の感想、あらすじ

スイッチング・プリンセス

2018年Netflix公開の映画。出演 ヴァネッサ・ハジェンズ。

© Netflix

シカゴ出身のパティシエが、自分とそっくりな侯爵令嬢に出会い、彼女と入れ替わって二日間生活する話。

あらすじ

シカゴで一番のお菓子屋さんを営んでいるステイシー・デ・ボーノは、何でも計画通りに進めないと気が済まない性格の女性である。

彼女は同僚のケビンに勧められ、ベルグラビア王国のクリスマスケーキコンテストに出場することになった。ベルグラビアに着いた後も、ステイシーはスケジュールを立てて時間通りに行動した。クリスマスを控えた街中は、王子と他国の侯爵令嬢が結婚するお祝いも兼ねてとても賑わっていたが、彼女は早々に買い物を済ませて、コンテスト会場へと向かったのだ。

 

ステイシーはケビンと共に、三日後に行う調理の準備を計画通りに済ませた。しかしその後、彼女が計画していなかった事態が起きた。

コンテスト会場で、ある女性とぶつかったのだ。その人物は、ベルグラビアの王子の婚約者で、侯爵令嬢のマーガレット・デラコートだった。そしてなんと、彼女の見た目はステイシーとうり二つだったのだ。

マーガレットは自分とそっくりなステイシーを見ると、すぐに彼女を宮殿に呼び出した。そして、この国の普通の生活を知るために、二日間だけ立場を入れ替えてほしいと頼んだのだ。

ステイシーは当然、婚約者にはすぐに気づかれるから無理だと答えた。しかし、マーガレットの婚約者であるエドワード王子はその二日間不在の予定であること、そして他に大した用事もないことを伝えられると、彼女は人助けだと思って、しぶしぶその頼みを受け入れた。

 

二人はお互いの話し方や歩き方、人間関係などを簡単に教え合ってから入れ替わった。

ステイシーは、マーガレットと決めた計画通りに二日間を過ごそうと考えていたが、その計画は翌朝すぐに崩れた。エドワード王子が彼女と一緒に過ごせるように予定を変更したのだ。彼女はマーガレットと入れ替わった二日間のうちの多くの時間を、エドワード王子と共にすることになった。

 

ステイシーは慣れない生活に苦戦しながらエドワードと過ごすうちに、彼の優しさに気づき惹かれていった。

そしてマーガレットも、二日間ケビンと普通の観光をしているうちに、彼のことを好きになっていった。

 

二人は意中の相手と両想いの関係になったが、ずっとそのままというわけにはいかなかった。

複雑な思いを抱えながら、二人は元の生活へと戻ることになったのだが…。

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© Netflix

スイッチング・プリンセス | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

感想(ネタバレあり)

主な登場人物がみんなすごく優しくて、誰も不幸にならない温かい物語でした。

設定的にはありきたりで、予想外な展開とかはないかもしれませんが、キャラクターがとても魅了的に描かれていたので、私はとても楽しく見られました。

二人が普段とは別の立場の人と話すときの挙動不審な様子は、少し古風な感じはしますが面白かったです。特に王子と話すときのステイシーがいい加減なことを言って失敗して、そのまま変な言い訳をして乗り切ろうとするところが、私は好きでした。

ステイシーのライバルキャラクターやコンテストの存在感が薄いことは少し気になりましたが、細かいことを気にしなければ十分楽しめました。

エドワード王子について

私がこの映画で好きになったキャラクターは、ぶっちぎりでエドワード王子でした。

ステイシーもマーガレットもケビンも、みんな優しくて良かったですが、私はエドワード王子の懐の深さがとても好きになりました。

 

上品な話がうまくできないステイシーの言動を変な目で見ずに、なるべく彼女を傷つけないような言い方で真剣に聞いてあげていたところとか。馬に乗れなかったステイシーのことを当然のようにフォローしたり、型破りな彼女の発言についても、身分とか関係なく全力でやり遂げようとしていたところとか。それらが全部優しくて良い人でした。

 

中でも、ステイシーと舞踏会でピアノを連弾するシーンが一番好きでした。ステイシーが緊張しているからピアノを弾けないのだと察して、彼女には4音だけのパートを弾かせて、エドワードは何も言わずに代わりにほとんど弾いてくれるというシーンが、めちゃくちゃ彼の優しさにあふれていました。

私はあのシーンで、もしかしたらエドワード王子はもう彼女がマーガレットではないと、気づいているのではないかと疑っていたのですが、そうではなかったみたいです。

ということは、普通におっちょこちょいの型破りな女性として見ていたのでしょうか。それもどうかと思います。マーガレットとは既に二回会っていたわけですので、ちょっとくらいは疑ってもいいのではないかと思いました。

 

しかし、王子であるにもかかわらず、決して驕った態度をとらず、ステイシーの言い分をしっかり聞いて変わっていく様子はとても良かったです。施設の子にあげるおもちゃを自分たちで買いに行ったり、ラッピングしている二人の様子は、とてもお似合いで微笑ましかった。

細かいことを言うなら、王子ならそんな急に予定は変えないほうが良いだろうとは思いました。

まとめ

みんな優しくて、誰も不幸にならない良い話でした。恋愛要素もあり、コメディ要素もありで、見やすかったです。クリスマスでなくても成立しそうな話だと思いますが、クリスマス映画として楽しく見れる映画でした。

ヴァネッサ・ハジェンズさんの二通りの演技も楽しめましたし、どちらの彼女もとても可愛かったです。

私はディズニー映画の『魔法にかけられて』のエドワード王子も大好きなのですが、もしかしたら、エドワードという名前が好きなだけかもしれないです。

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