プライムビデオのおすすめ映画
プライムビデオとは年会費3900円のAmazonプライム会員の登録すると,ドラマや映画が見放題になるサービスです。この記事では2018年10月30日時点でプライムビデオにある映画作品で,これまで感想を書いた中からおすすめの作品を紹介したいと思います。
あらすじには少しのネタバレがあるかもしれません。
最強のふたり
2011年公開のフランス映画です。
首から下が動かないお金持ちのおじさんフィリップとスラム出身の青年ドリスの話です。
フィリップは自分のことを障害者として可哀そうに見る介護士ばかりでうんざりしていたところ,自分のことを一人の人間としてごく普通に扱う優しいドリスを介護士として雇い,それまでとは一変した楽しい生活を送り始めます。環境が全然違う二人が問題を乗り越えながら仲良くなっていくのを楽しむストーリーです。
時間がたつにつれてお互いが影響を受けあっているのが分かって,見ててとても微笑ましいです。ドリスが介護士として勉強している姿はコメディタッチで面白く,ラストのシーンではドリスの優しさにとても痺れます。
とても優しい映画です。寂しいときに観るとドリスの優しさに励まされる気分になります。
フォレスト・ガンプ/一期一会
1994年公開のアメリカ映画。主演トム・ハンクス,監督ロバート・ゼメキス。
平均よりも少しだけ知能指数が低くて足が速い男,フォレスト・ガンプが送った波乱万丈な人生を描いた映画。人生の中で彼は,戦争に行って多くの人を救ったり,お金持ちや有名人になったりもした。しかし,様々なことで成功しながらも彼が本当に追い求めるのは,初恋の人との幸せな生活だけだった。
フォレストの人生を見ながら,自分の人生を考えさせられる映画でした。彼がいろんな人と関わって,助けてもらう様子を見て,人生ってやっぱりどんな人と関わるかで大きく変わってくるなぁと感じました。
自分の信じることをまっすぐ行動する彼が後に感謝される様子を見て,自分も正直にまっすぐ生きてみようと思いました。
セリフにもいいセリフが多く,コメディ要素もあって,誰が見ても楽しめる名作だと思います。
イエスマン ”YES”は人生のパスワード
2008年のアメリカ映画。日本では2009年公開。ジム・キャリー主演。
Noが口癖の男が質問に足しして全部Yesと答えることによって,前向きな考えを持って人生を歩んでいく話。
主人公が何でもYESと答えることで物事に対してポジティブになってから,やることがすべてうまくいく様子は見ていてとてもいい気分になります。コメディなのでちょっとうまくいきすぎている感じはあるんですけど,そこを気にしなければとてもいい映画です。
主人公が上手くいっている様子を見て,自分ももっとYESと言っていろんなことに挑戦しようかなと思わされる映画でした。
マイノリティ・リポート
2002年公開のアメリカ映画。主演 トム・クルーズ。監督 スティーヴン・スピルバーグ。
予知能力保持者が存在し,殺人事件の加害者が事件を起こす前に犯人を逮捕できるようになった未来の世界。そこで事件を捜査するはずの刑事が殺人をすると予知されてしまい,元同僚たちから逃げながらシステムの裏側と真実を探っていく話。
未来予知から未然に殺人事件を防ぐという面白い設定に,警察官である主人公が殺人事件を予知されるというドキドキな展開もあり,最後までどうなるのか気になりながら楽しめる映画でした。近未来要素を活かしたアクションシーンや,事件の真相に関わるトリックも良くできてるなと思わされるもので,いろんな面から楽しめました。
これからも便利になっていく社会で,便利な道具をどのように使っていけばいいのかとか,犯罪のこととか,現実世界についてのこともいろいろ考えさせられました。
キャストアウェイ
2000年公開アメリカ映画。トム・ハンクス主演,ロバート・ゼメキス監督。
運送会社に勤める主人公が乗った飛行機が原因不明の事故で墜落し,ただ一人だけで無人島で暮らさなければいけなくなる。飛行機に乗る直前にプロポーズした恋人の元に戻るため無人島から脱出する機会を待ちながらなんとか暮らしていくストーリー。
都会に住んでいる人間が無人島で初めは何もできない様子を見て,人間の無力さを感じられます。そして都会と自然の時間などの感覚の違いについて考えさせられます。彼が無人島で暮らした時間と都会の時間,同じ長さでもそこにいる人の感覚はあまりに違っているということがこの作品のポイントの一つだと思います。
無人島での寂しさを紛らわすためバレーボールをウィルソンと名付けて話し相手にするのですが,彼とのシーンはとても印象深いです。
無人島生活のおかげでいろいろ苦しい思いをする主人公ですが,何があっても前向きに生きようとします。つまずいた時に観ると,とりあえず頑張ろうと思えるかもしれません。
her 世界でひとつの彼女
2013年公開アメリカ映画。奥さんと別居して,ふさぎ込んだ生活をしていた主人公が,明るくて優しい性格の人工知能と恋におちる話。彼女との生活が楽しくて仕方ない主人公だったが,ある日成長し続ける人工知能と人間の価値観の違いに気付く。
人工知能と人間との恋愛映画です。二人がラブラブで微笑ましく見れますが,途中から二人がずれてくるのを見ていると寂しくなります。
サマンサが本当にやさしくていい子です。字幕版ではスカーレット・ヨハンソンさん,吹き替え版では林原めぐみさんが演じていらっしゃって,声も本当にいいです。
立場が違う二人の恋の行く末がとても気になる作品でした。
ミッドナイト・イン・パリ
2011年アメリカ映画。日本では2012年公開。監督・脚本 ウディ・アレン。
1920年代のパリが大好きな主人公が,夜だけ1920年代のパリにタイムスリップしてしまう話。
昔の時代にあこがれを持ちすぎている主人公が,その時代の尊敬する人たちに会ってその価値観が変わっていく話です。芸術家さんたちのキャラクターが面白く,その掛け合いも楽しめました。
1900年代前半の有名な芸術家さんがたくさん出てきて,知らなかったらちょっと混乱します。私は全然知らないので調べながら観てましたが,多分すごい有名な人なんだなって認識でも十分楽しめると思います。
過去にすがるのではなく今を生きようと前向きに思えるいい映画だと思いました。おしゃれな演出やセリフも多くて,とても心に残りました。
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
2014年のイギリス・アメリカ製作映画。ベネディクト・カンバーバッチ主演。
イギリスの数学者であり暗号解読者でもあったアラン・チューリングの人生の実話に基づいた物語。アランが第二次世界大戦中,敵国ドイツが使っていたエニグマ暗号を解読する様子と共に,当時の社会事情によって苦しめられる彼らの様子が描かれる。
主人公が暗号を解読する部分は,こんな難解な暗号をどうやって解読するのかと続きが気になってワクワクする内容でした。それに,最初は険悪だった仲間と仲良くなっていく様子も熱いものがあって楽しめました。劇中には暗号がいくつか出てくるのですけれど,その書いた側と受け取った側だけが理解できると言う関係が,何だか特別でロマンがあるものに感じられて,暗号ってなかなかいいものだなと思わされました。
しかし差別の問題なども扱っているので,気楽に見られる映画ではないと思います。でもやっぱりこういう映画を見ることも私は大事だと思いますから,見た人は内容についてしっかり考えてほしいと思います。
ウォーム・ボディーズ
2013年公開のアメリカ映画。主演 ニコラス・ホルト。
ゾンビがはびこる世界で人間に恋をした青年ゾンビと,彼の心の優しさに気付いた人間の女の子のラブストーリー。
今までのゾンビ映画のイメージとは違って,ゾンビの男の子と人間の女の子の微笑ましい恋愛映画だったので,ゾンビ映画が苦手な私でも最後までしっかり楽しめました。愛が正義という感じの希望が持てるストーリーだったと思います。彼女に近づきたいために,努力して人間に近づこうとする主人公ゾンビのRのことを自然に応援したくなりましたし,仲良くなった二人の姿はとても楽しそうでずっと見ていたいなと思いました。
別の立場の相手と交流する登場人物の様子を見て,現実の自分の行動についてもいろいろ考えさせられました。
鍵泥棒のメソッド
2012年公開の日本映画。監督・脚本 内田けんじ。主演 堺雅人。
貧乏な俳優志望の男が記憶を失くした裏社会の便利屋 「コンドウ」と呼ばれる男から荷物を盗み,お互いの人生を入れ替えてしまう。入れ替わった相手が何者か全く知らない彼らが,困惑しながら過ごす様子を描いたコメディー。
伏線回収が見事で,とても綺麗にまとまっている話でした。途中まで関係ないと思っていたことの全てが後半のシーンに繋がっていて何度も見返したくなる映画でした。
記憶が無くなる役の香川照之さんや,他の人物を演じる堺雅人さんの演技もとても良くて見どころの一つです。
ロマンチックな展開もあって優しい話なだけでなく,伏線回収もきれいで,すごく安定感のある映画だと思います。
麦子さんと
2013年公開の日本映画。主演 堀北真希。
今まで一緒に暮らしていなかった母親が突然一緒に暮らし始め,そして突然亡くなってしまう。主人公の麦子が母親の納骨のために母親の故郷へやってきて,彼女の昔の話を聞きながら,成長していく話。
麦子が若いころのお母さんの話を知っていく様子を通じて,麦子を心配する母親や,彼女たちの夢を応援する周りの人たちの優しい気持ちが伝わってくるいい映画でした。子供から見ると,母親は生まれた時から母親なので気づかないですけど,親も人間なので,きっと今までいろんなことがあったんだなと思わされました。
麦子も含めて登場人物がみんな優しくて,温かい気持ちになれるいい映画でした。麦子が母親について知っていく様子から,自分の親との関わりについても考えさせられます。それと本当に堀北真希さんが可愛く映っている映画ですので,堀北真希さんのファンは必見の映画です。
セトウツミ
2016年公開の日本映画。主演 池松 壮亮,菅田 将暉。
放課後に河原でしゃべって暇をつぶす高校生 瀬戸と内海の日常を描いた映画。キャッチコピーは『「喋る」だけの青春。』。
ほとんどが瀬戸と内海の会話だけですけど,その雰囲気や内容がとても面白いので全然飽きずに楽しめます。全体的にお笑い芸人さんのコントみたいな感じで,時間も1時間15分しかないので,とても楽に見られる映画だと思います。
彼らが暇つぶしのため,毎日河原でくだらないことを話す様子がとても楽しそうに見えました。劇的てドラマチックなことはあまり起きませんけど,本人たちが楽しければこんな生産性のない青春もありだなと思わされました。
高校生の二人が気になったことを話しているだけなので,あまり意気込んで見ると拍子抜けするかもしれませんけど,なんとなく見る分にはとても見やすい映画でした。ご飯を食べながら見たりしてもいいと思います。
まとめ
プライムビデオで配信されている作品で面白いものはもっとたくさんありますが,全部書くとすごく長くなるのでこれでいったん終わります。
プライムビデオはメジャーな作品からマイナーな作品まで幅広いラインナップがあるので,観たことない作品を観て発掘するのもいいかもしれません。
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