ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「ショーシャンクの空に」の感想、あらすじ

ショーシャンクの空に

1994年公開のアメリカ映画。日本では1995年公開。原題は『The Shawshank Redemption』。出演 モーガン・フリーマン。

 

無実の罪を着せられてショーシャンク刑務所に入った男が、劣悪な環境の中でも希望を持って行動し、周りの環境を変えていく話。

あらすじ

1947年、大銀行の副頭取をしていたアンドリュー・デュフレーン (アンディ)は、妻とその愛人を殺した罪で、ショーシャンク刑務所にやって来た。アンディは裁判で無実を訴えていたが、彼にとって不都合な証拠しか見つからず終身刑となったのだ。

ショーシャンク刑務所は劣悪な環境だった。アンディと同じ日にやって来た太めの男は、夜中に取り乱したという理由で、主任刑務官のハドリーから暴力を振るわれ死んでしまった。図書館は存在せず、ネズミの糞の匂いのする倉庫の少しの本を、図書係の囚人ブルックスがカートに入れて貸し出していた。刑務所の中も安全ではなく、アンディは彼を付け狙う囚人から身を守りつつ、二年間過ごした。

 

そして1949年の春、風向きが変わった。

アンディを含む囚人12名が、工場の屋根の修理作業を行うことになった。彼は途中まで真面目に作業していたが、そこでハドリーが遺産相続の税金で困っているという会話を耳にすると、すぐに銀行勤務の経験からのアドバイスを彼に与えた。さらには、弁護士に頼むべき面倒な手続きも自分が無償で行うと志願した。その見返りに彼が望んだものは、修理作業をしている仲間たちにビールを3本ずつ飲ませてあげることだった。

次の日、屋根の修理作業をしていた囚人チームにビールがふるまわれた。囚人たちはアンディに感謝し、彼は刑務官からも一目置かれるようになった。そうしてアンディは、刑務所での最低限の安全を確保できたのだ。

 

アンディは、ショーシャンク刑務所の中でレッドという新たな友達をつくっていた。彼も終身刑で、アンディが入ってきた時にはもう20年の服役中だった。彼は刑務所の中で『調達屋』と呼ばれる役目についており、欲しいものがある囚人は彼に言ってお金を払えば、大抵のものは調達できた。

レッドは、初めて会った時から独自の世界を持っているアンディのことを気に入っていた。そのため、アンディが頼んだものであれば、岩石を砕くためのロックハンマーから、人気女優のリタ・ヘイワースまで、何でも快く引き受け調達したのだ。

 

それからアンディは、図書館を大きくするために州議会に毎週手紙を出し続けたり、看守たちの税金の計算を行ったりして、刑務所の環境をより良くするために努めた。その結果、確実にショーシャンクの設備は充実していき、アンディの行動は皆に希望を与えていた。

そして、1965年。トミー・ウィリアムズというチンピラが新たにショーシャンクにやって来た。調子のいい男だったのでアンディを含めたみんなとすぐに打ち解けた。

しかし、トミーがある記憶についてアンディに話したことをきっかけに、ショーシャンクでのアンディの生活は、大きく変わっていくことになるのだった。

 

感想(ネタバレあり)

どんなに辛い時でも、希望をもって生きようと思える素晴らしい話だと思います。アンディの周りに起こったどのエピソードも、考えさせられたり良い話だったりして印象的でした。終盤につながっていた思いがけない伏線もあり、はっきりと敵対する悪役もいて、誰にでも分かりやすい話だったと思います。いつ見ても色あせない名作だなと思いました。

アンディについて

やはりアンディの行動がとてもかっこよくて心に残りました。

濡れ衣を着せられ、ひどい環境の刑務所に入れられて、他人をからかうのが当たり前のような場所に突然来たのに、それでも周りに流されずに、人に希望を与えるような行動を続ける彼のことを見ているうちに、とても好きになっていきました。

そして、アンディの影響を受けて、周りのみんなも優しくなっていく様子がとても良かったです。ひどい環境だったショーシャンクが、アンディとみんなの協力で、徐々にまともになっていくのを見て、環境というものは人が作っていく物なのだということを、改めて感じました。

『情けは人の為ならず』ということわざがありますが、この映画の中では本当にその通りだなと思わされました。アンディはすべて人助けのために行動していたのでしょうが、それが巡り巡って彼の自由を得るための力になっていました。私も彼に影響されて、これからたくさん人助けをしてみようかなと思わされました。しかし、外にもアンディのような人がいたら、ブルックスも元気に生きられたかもしれないと思うと、現実の厳しさを思い出して悔しくも感じました。そのためにも、まず自分から変わらなければいけないのかもしれませんね。

 

アンディは他人の希望について考えていることに加えて、自分のことも忘れていないところが、私はとても良いと思いました。彼は周りの人を助けたり、良い環境を整えていた間も、ずっと自分が脱出するために行動し続けていたのです。

自分を犠牲にして誰かを助けるような人は、他の映画でも割といますし現実にも少しはいると思いますが、そういう人は周りがそれに気付くと、悲しい想いをしてしまうことが多いです。本当に良い人というのは、単に正しいことをするだけではなくて、周りもよりよく変えることができ、誰も悲しませないようなアンディのような人なのだろうなと思わされました。

 

最終的にアンディは脱獄しましたし、汚い手段で手に入れたお金もゲットしましたが、自由とお金を手にするだけの仕事は、ショーシャンクでやり遂げていたと思います。

終盤の独房のシーンで、アンディは穴に入った後、どうやって中からポスターを貼り直したのか、少しだけ気になりましたが、多分めちゃくちゃ頑張ったんでしょうね。頑張るのも希望があってこそですからね。私も希望をもって、これから頑張って生きようと思いました。

まとめ

辛くても希望をもって生きようと思える良い話でした。驚くような伏線もあって、見やすい映画だったと思います。モーガン・フリーマンさんが若くてもあまり変わってなくて少し驚きました。

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