ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「夜は短し歩けよ乙女」の感想、あらすじ

夜は短し歩けよ乙女

2017年公開の日本のアニメーション映画。主演 星野源、花澤香菜。監督 湯浅政明。英題は『The Night Is Short, Walk on Girl』。キャッチコピーは、『こうして出逢ったのも、何かのご縁』

(C)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会

一年前に一目ぼれした後輩に対して、なるべく彼女の目にとまるように、彼女を追いかけ続けた男の話。そんなナカメ作戦と呼ぶ行為を実行していた男が、新たな段階に進もうとしていた日の、不思議な一夜の物語。

あらすじ

一年前、同じクラスの後輩である“黒髪の乙女”に一目会うなり、魂をわしづかみにされた“先輩”。彼はそれ以降、なるべく彼女の目にとまるように心がけてきた。頭文字をとってナカメ作戦と名付けられたその行為は、もはや偶然と呼ぶべき回数をはるかに超え、運命を感じざるを得ないほどの回数に達していた。

一年間外堀を埋め続けた先輩は、ようやく重い腰を上げて、彼女との関係を新たな段階に進めようとしていたのだが、目の前のオモチロイことに興味津々な乙女は、彼の思いには気づかずに、あらゆる場所に一人でどんどん進んで行ってしまう。

 

彼らはまるで一年のような一晩を過ごすうちに、先斗町、古本市、学園祭と場所を変え、行く先々で不思議な騒動を巻き起こす。さらには、先輩の友人である学園祭事務局長、半年間パンツを履きかえていないパンツ総番長、自称天狗の樋口、金貸しの李白など、個性的な面々を巻き込んで、その夜は誰も予想しない展開になっていくのだった。

奇妙な一夜が明けるとき、すれ違い続けた彼らの運命は……。

 

感想(ネタバレあり)

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映画「海街diary」の感想、あらすじ

海街diary

2015年公開の日本映画。主演 綾瀬はるか、広瀬すず、長澤まさみ、夏帆。監督 是枝裕和。外国での題名は『Our Little Sister』。

(C) 2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

鎌倉に住む三姉妹が腹違いの妹を家に迎え入れ、一緒に暮らしながら四人が本当の家族になるまでの一年間の物語。

あらすじ

鎌倉の古くて大きな家に住む三人姉妹、香田幸、佳乃、千佳の元に、父親の訃報が届いた。15年前に姉妹を置いて家から出て行った父親は、その後再婚相手と死に別れ、再婚相手との実の娘と再々婚した妻とともに山形で暮らしていたらしい。

山形での父親の葬儀に向かった三姉妹は、そこで腹違いの妹であるすずに出会った。彼女は大人に負けないくらいしっかりした子であったが、義理の母親たちが子供のすずに頼り切っている様子を見て、姉妹は彼女の今後のことを心配していた。そして、最期まで父親の世話をしてくれていたのがすずだと気づいた幸たちは彼女に、鎌倉に来て四人で一緒に暮らそうと誘った。すずはすぐに、行きますと答えた。

 

そしてすずが鎌倉に引っ越してきた。初めは遠慮がちだったすずも、優しい三姉妹たちと暮らすうちに徐々にその場に馴染んでいった。しかし、彼女は自分の母親が姉たちの家庭を壊してしまった、ということをずっと負い目に感じ続けていたのだ。

三姉妹もそれぞれの思いを抱えながら彼女と向き合い、四人は本当の家族になっていくのだった。

 

感想(ネタバレあり)

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映画「アルゴ」の感想、あらすじ

アルゴ

2012年公開のアメリカ映画。日本でも同年公開。監督、主演 ベン・アフレック。

(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

反米デモの影響で国外に出られなくなった6人のアメリカ人を助けるために、架空の映画をでっち上げたCIAたちの話。1979年から1980年にかけてイランで起こり、18年間機密扱いとなっていた事実を基にした物語。

あらすじ

1979年

イラン革命の影響でアメリカへの反発を強め暴徒と化したデモ隊が、在イラン米国大使館を襲撃し占拠した。

そこで働いていたアメリカ人職員は、全員がデモ隊の人質として捕らえられたものと、誰しもが思っていたが、大使館にいた約60人の職員のうち6人だけが裏口から脱出し、カナダ大使邸に保護されていたことが、後日分かった。

それは、アメリカ国務省にとって必ずしも朗報というわけではなかった。大使館には全職員の顔写真付き名簿が保管してあったからだ。もちろん、侵入前にシュレッダーにかけられてはいたが、それが修復されてしまえば、6人のアメリカ人が大使館から脱出したことも、彼らの顔も知られてしまう。もし、その後イラン革命防衛隊に見つかれば、彼らは公開処刑される恐れがあったのだ。

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映画「リリーのすべて」の感想、あらすじ

リリーのすべて

2015年公開のイギリス、アメリカ、ドイツ制作映画。原題は『The Danish Girl』。日本では2016年公開。主演 エディ・レッドメイン。監督 トム・フーパー。

(C) 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

1920年代のデンマーク。自分の心が女性であると気づき、世界初の性別適合手術を受けた男性画家と、彼を支えた妻との愛の物語。

あらすじ

1926年 

デンマークでトップクラスの人気を誇る風景画家のアイナー・ヴェイナーと、その妻で肖像画家のゲルダ、二人には画家としての人気の差はあれど、お互いに不満もなく、コペンハーゲンで仲良く暮らしていた。

そんなある日のこと、ゲルダが描いていた絵のモデルの女性が来られなくなってしまい、彼女はアイナーにそのモデルの代わりを頼むことにした。

ゲルダは女性ものの服を身に着けたアイナーのことを、からかって「リリー」という名で呼んだ。そして軽いゲームのようなつもりで、リリーとして彼を舞踏会につれて行くことにしたのだ。

 

もともと美形であったアイナーは、リリーとして行った舞踏会で参加者の注目を集めた。そしてリリーが、舞踏会に来ていた男性と、まるで男女のように親しげに接している姿を見て、ゲルダは困惑してしまう。

次の日、自分の夫の思いもよらない行動を見てしまったゲルダは、アイナーに「もうリリーになるのはやめて」と頼んだ。

アイナーは自分の中に本物のリリーがいることに気づきながらも、「努力してみる」と答えた。

 

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映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の感想、あらすじ

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

2016年公開の日本映画。主演 福士蒼汰、小松菜奈。監督 三木 孝浩。

(C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会

同い年の女性に運命を感じて一目ぼれした大学生の主人公が、彼女との愛を育みながら、その運命に悩み、成長していく話。キャッチコピーは『たった30日恋するためにぼくたちは出会った』

あらすじ

1日目

美大生の南山 高寿はいつもの大学までの電車の中で、同じ車両に乗っていた女性に唐突に恋をしてしまった。

今まで誰とも付き合ったことがなく奥手な彼は話しかけるのをためらったが、同じ駅で降りたことをきっかけに、勇気を出して彼女に話しかけた。

「一目ぼれしました」

突然そんなことを言った彼に対しても、彼女は気持ち悪がることはなかった。彼女が乗る電車が来るまでの時間、ホームの椅子に座って高寿の話を聞いてくれたのだ。

彼女の名前は、福寿 愛美。高寿と同い年の二十歳だった。高寿は簡単な自己紹介を済ませると、昔の話などを続けて話そうとしていたが、彼女が乗る電車が来てしまってそれが遮られてしまう。

「また会えるかな?」

愛美との別れを名残惜しく思った高寿が、電車の方に向かう彼女の背中にそう尋ねた。すると、彼女はなぜだか涙を流しながら振り向き、

「会えるよ。また明日」

と答えて電車に乗った。

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