グランド・イリュージョン
2013年アメリカ製作の映画。日本でも同年公開。2016年の「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」の前作品。
謎の人物によって集められたマジシャン4人組が,世間の悪者のお金を盗み出し,FBIに追われながらも謎の計画を実行していく話。
予告動画
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あらすじ
人気マジシャンのダニエルは、ある日ファンの前でマジックを披露した後、怪しいタロットカードで何者かに呼び出された。
タロットカードに示された場所に行ったところ、そこにはダニエルの元助手で脱出マジックをやっているヘンリー、メンタリストのメリット、カードマジックをしていたジャックの3人も、タロットカードで集められていた。
その場所にはマジックの設計図らしき物があり、4人はマジックショーをするチームを組むことになった。
1年後、彼ら4人は『フォー・ホースメン』という名前のチームで大人気のマジシャンチームになっていた。
彼らはラスベガスでマジックショーを行い、観客の中からランダムに選んだ人をパリの銀行に瞬間移動させ、金庫のお金をショーの会場に移動させるというマジックを成功させた。
そのマジックは世間の注目を集めたが、当然銀行からお金を盗むのは犯罪なので、彼らはFBIに逮捕されてしまった
しかし、彼らはラスベガスにいたため銀行のお金を盗むことは実際は不可能。結局どうやったのか分からず、証拠もないのでFBIは彼らを釈放した。
4人を捕まえられなかったFBI捜査官のディランとインターポールから来たアルマは、数々のマジックの仕掛けを暴いてきたサディアスに協力してもらう。
サディアスは瞬間移動の仕掛けをすでに理解していて、ディラン達に説明した。そして彼は、これで終わりではなく、もっと派手なマジックがまだあることを予期していた。
『フォー・ホースメン』の次のマジックショーはニューオリンズで開かれることが決定した。それは、世間からだけではなく、FBIからも目を付けられていた。
マジックを暴こうとするサディアスやFBIなど様々な人が見守る中、彼らのマジックショーは開かれ、世の中に更に大きな波紋を呼ぶことになる。
果たして、彼らの目的とは?彼らを集めた人物は誰なのか?
感想(ネタバレあり)
フォー・ホースメンについて
『フォー・ホースメン』のマジックがいちいちかっこいいです。最初の瞬間移動のマジックは正直メンタリスト凄すぎて引きますけど、二回目のマジックショーはビビりました。
災害の被災者に保険金を出さない自分たちの出資者の銀行口座から,被災者の口座にお金を移してるのが分かった時は,”かっこいい!”って口に出てました。
それと,最初のマジックショーの後ダニエルが事情聴取を受けてた時,自分にかかってた手錠をディランに付け直すシーンや,メリットがメンタリズムで捜査官二人のことを当てるシーンも良かったです。
ストーリーについて
ストーリーも意外性があってよかったです。最初にホースメンを集めたのは誰かというのが割と最後まで気になりっぱなしでした。
キャストが豪華でモーガン・フリーマンさんとマイケル・ケインさんが出ているんですが,その二人がいかにも怪しくて,正体がわかる直前まで二人のどちらかが黒幕だなって決めつけてて,最後まで騙されました。
後に使うトリックや黒幕についても前に伏線があったりするので,2回目,3回目を観ても楽しめるストーリーだと思います。
特に,ダニエルがまともにディランと話す数少ないシーンの序盤の事情聴取のシーンは後から観ると,何かあるんじゃないかと思って2回目見るとわくわくします。
まとめ
続編があり,モーガン・フリーマンさんやマイケル・ケインさんも出るので,おそらくこの作品も結構関係してくると思います。
『フォー・ホースメン』のマジックはかっこいいし,黒幕が気になって引き込まれるストーリーなのでいつ観ても楽しめる作品です。続編を観る前に観ておいたほうがいいと思います。
続編「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」の感想,あらすじ(今作のネタバレあり)
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