ササキの映画感想日記

観た映画やおすすめの映画の感想などを書いていこうと思います。あらすじには多少のネタバレを含んでいるので未視聴の人は注意してください。twitterアカウント:@sasakimovie

映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の感想、あらすじ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

2002年公開の日本のアニメーション映画。『クレヨンしんちゃん』劇場映画シリーズ第10作。監督・脚本 原恵一。演出 水島努。


(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2002

戦国時代にタイムスリップした野原家が、過去の侍や姫様たちと交流しながら戦って、未来に帰ろうとする話。

あらすじ

21世紀の春日部で平和に暮らしていた野原家一同は、ある日綺麗な女性が出てくる同じ夢を見て目を覚ました。

そしてしんのすけは、シロが庭に開けた大穴から自分が書いたと思われる謎の手紙を掘り出す。すると自分の家の庭にいたはずのしんのすけは、いつのまにか夢の中の女性がいた場所に立っていたのだった。

しんのすけは訳もわからず戦国時代にタイムスリップしてしまったのだ。

 

その後、彼は小さな戦場にたどり着き、敵兵に命を狙われていた一人の侍を助けた。しんのすけに恩を感じた井尻又兵衛由俊という名のその侍は、行き場の無いしんのすけを自身が暮らす春日城まで送ることにしたのだった。

春日城の殿様や侍たちは、又兵衛を助け未来から来たと話すしんのすけのことを面白がって温かく迎えた。そしてその中には、野原家が夢の中で見た女性の廉姫もいたのだ。

 

廉姫は又兵衛の幼馴染であり、彼が長年想いを寄せている女性でもあった。しかし、彼がその想いを口に出すことは無かった。身分が存在するその時代では、一介の家臣である又兵衛が姫である廉姫に恋をすることは許されることではなかったのだ。

またその気持ちは廉姫も同じで、彼女も又兵衛への想いをはっきりと表に出すことはしなかった。一国の姫である彼女は、国の安泰のために他の大国の殿に嫁ぐことが当たり前の時代だったのだ。

彼女は21世紀の自由な恋愛や、戦で死ぬ人物が少ない平和な世の中の話をしんのすけから聞かされて、少し羨ましく思っていた。

 

しんのすけはその後、未来の野原家に宛てた手紙を書いた。すると、失踪したしんのすけを心配していたひろしたちはすぐに戦国時代の彼のところにやって来たのだ。

21世紀のあらゆる物や面白い話を持ってきた野原家のことも、春日城の面々はしんのすけと同じく手厚くもてなした。

しかし、その後ひろしが日本の未来について語ったことをきっかけに、春日城は大国に滅ぼされる危機に陥ってしまう。

 

そして又兵衛は春日城を守るため、敵国の大群を攻めることになった。又兵衛を想う廉姫は、その無謀な作戦に挑む彼を不安な表情で見守るのだった。

そして野原家は、又兵衛が戦っている隙をついて未来に帰る作戦を告げられる。しかし、彼らは又兵衛を危険な戦場に残したまま、戦わずに帰ってもいいのか悩み始めるのだった。

 

戦乱の世に生きた又兵衛と廉姫、そして21世紀に生きる野原家の運命は…。また、野原家が戦国時代にやって来ることになった理由とは…。

感想(ネタバレあり)

しんちゃん達が何かに巻き込まれて、家族で協力しながら面白く事件を解決していくという大まかな流れは、これまでにもあったようなもので安心して楽しめました。

そして戦国時代の人々の様子がとても丁寧に描かれていたので、野原家だけでなく又兵衛さんや廉姫などの昔の人に感情移入して楽しめる部分もありました。彼らの行動の一つ一つの結果が見えるたび、喜んだり悲しんだりしてしまって、短い時間の中でいろいろな感情を動かされる映画でした。

特に終盤は、又兵衛さんのシーンに加えて野原家のギャグも詰め込まれていたので心が忙しかったです。

 

また21世紀に生きるしんのすけたちと、戦国時代に生きる又兵衛さんたちの生活の違いを見ることで、今の時代の良さも感じて、平和な時代の良い部分は大事に残していかなければならないなと思わされました。

又兵衛さんについて

やはり最後の又兵衛さんのシーンが一番衝撃的でした。

しんのすけたちが活躍したおかげで助かったと安心した矢先のことだったので、驚きと悲しみが同時にやってきていっぱいいっぱいでした。それまでの又兵衛さんが、とても優しくていい大人だっただけに、ショックも大きかったです。

 

又兵衛さんに限らずその時代の人は戦で命を落とすのが珍しくなかったという事実や、身分の違いから想いが伝えられないことなどを思い出すと、現代の良さを改めて感じた場面でもありました。

戦国時代の人たちもその時代なりに楽しく過ごしてはいましたが、好きな人がいる姫が国の安全のために他国に嫁がなければならなかったり、優しい人が突然誰かと殺し合いをしなければいけなくなるといった悲しいことが、現在の日本にはほとんど無くなっているのは本当に良いことだなと思いました。

これから先そんな世の中に再び戻らないように、いろいろ考えながら生きていくべきだと私は考えました。

その他について

戦国時代の戦や日常生活などの描写が細かくて、驚かされることがいくつもありました。城に攻める側がハシゴをかけて登ろうとしているところを、守っている側が全力で外しているところとか、石を布で包んで投げ飛ばして敵に当てているところは、知らない立場から見ると普通に勉強になりました。

特に石を投げていたところは、私がやったら絶対上手く飛ばせずに前の人に当たるだろうなと思って、それを実際にやってた昔の人ってすごいなと感じました。

 

また、クレヨンしんちゃんはやはりギャグアニメなので、合戦のシーンでも感動だけでなくて面白い場面があったのが、とても印象的でした。

ひろしが刀と間違えてエクササイズの棒を持って出て、それをとにかく振って時間稼ぎをするところが一番好きでした。刀で斬られる気持ちはよく分かりませんが、名前が分からないエクササイズのあの棒で叩かれる人がとにかく痛いであろうことは何となく分かりました。

まとめ

大まかな流れはシンプルで分かりやすいものでしたが、戦国時代に生きていた又兵衛さんや廉姫の描写が細かかったので、彼らに感情移入して後半は特に心を動かされました。

戦の世の大変さを見て、今が平和で良かったと感じられる映画でした。感動だけではなくてギャグや戦国時代の細かい描写もあったので、いろんな面で楽しめて観やすい映画でした。

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